望むシーンをストーリー化する。
パスザバトンの本。やりたいことをやるというビジネスモデル。
スープストックをつくった、遠山正道さんが書いたビジネス本。
想いやらビジョンやら、色々あるが、
一番印象に残っているのが、妄想のストーリー化だ。
まだできていないシーン、自分が望むシーンをストーリー化する。
この場所で、これをこうすることを考えてます。
ってな、説明文章よりも、スっと入ってきて共感しやすい。
このストーリー化手法習って、
ユームの場で、私が望む、参加メンバー目線のシーンをお話にしましょう。
あ、ユームは、私が講師を務めるデザイン専門学校の授業名です!
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ユームのある一日。
私は大学を卒業して、この東京デザイナー学院に入った。
もちろん、デザイナーを目指すためだ。
週に1度、今日は楽しみの日だ。ユームの授業。
この学校に入った、大きな意味でもある。
ユームは架空の課題ではなく、実際に相手、つまりクライアントを立てたデザインをやっている。
クライアントは自分で探す。
といっても、家族とか、友だちでいい。
私がクライアントに決めたのは、中学の時からの同級生。地元の佐藤さん。(いつもは呼び捨て)
彼女も大学に入ったけど、路線変更して、今はパティシエを目指している。
就職活動中だ。
その就活用の名刺を、ユームでつくっている。
ただ単純に名前と連絡先が入った名刺であれば、本人でも作れる。
彼女の良さや、伝えたいこと、印象づけたいこと。
そういった考えを、佐藤さんから直接聞いて、形に起こす。
やっぱり、実際の人と話してからつくるデザインは、本格的、という感じがする。
何よりも、やりがいがある。
授業では永井さんがいつも厳しいことを言ってくる。
ただ、それも現役デザイナーゆえの厳しさだろう。
むしろ、ありがたい。(そう思うことにしよう)
人に接して、目に見える形にする。
一歩ずつだけど、確実にデザイナーに近づいてる。
ここは、そう思える場所だ。純粋に。
さあ、今日も授業が始まる。
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ちょっと、いや、だいぶ完成度がアレな感じですが、なんとなく伝わったでしょうか。
妄想エピソードにしてからだと、人に伝わりやすい〜と思いませんか?
私は思う。
スープストックを想像し、
すき家のミソスープを飲みながら、
これを打ち込む。
となりの女子2人が女子トークしている。
すき家店内だ。しかし、洒落可愛い。
そう、ここは二子玉川だ。なめてはいけない。
ペロペロ〜!
それではまた、お話の中で会いましょう。
2016年1月21日 23:56 | カテゴリー:デザイン寄りの話の抜粋, 日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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