ブースで立ち止まり、見本誌を手に取るまで。
文学フリマ、初参加。一般。
コミケやコミティアなどといった場は、
作品ビジュアルがガツンと目に入ってくる。
文学フリマでは、文章で勝負する。
では、どこで、これは!感情を引き出すか。
ブースで立ち止まり、見本誌を手に取るまでの流れ、
実際にいいな!と思えた点をメモってきました。
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01. 内容
■ テーマ・コンセプトが明快
■ テーマ・コンセプトを一瞬で認識できる
■ わかりやすい、キャッチフレーズ
■ キャッチーなキーワード(例:仕事/人脈)
02. 姿勢
■ 売る時の姿勢、清潔感
■ 丁寧な接客
■ 攻めて見本誌を手渡す
03. 見せ方
■ 見本誌の中身を見せる(中面を折って、開いておく)
■ 中身の拡大コピーを見本誌として見せる
■ 立体物は目にとまる
■ 布と本の色のコントラスト
■ 机の上や背面でPOPで高さを出す
04. 装丁
■ クオリティではなく、想いがこもってるっぽいか
■ グラフィックより、文字タイトルをわかりやすく
■ 興味をそそるタイポグラフィ
■ 蛍光色ベタ全メン
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…で、いよいよ見本誌をペラとめくるのだが、
ここで買う・買わないの判断をしなければならない。
といってもはじめて知る作家さんだし、
目の前で全ページ読むわけにはいかない。
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05. 中身
■ 心地よい行間・字間が取られているか
■ はじめの1ページぐらいを読んで、続きを読みたくなったか
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…んなことが重要に感じてくるのです。
当たり前じゃんか!と思うかもしれませんが、
「続きを読みたくなったか」は、個々の合性があるとして、
「心地よい行間・字間」は、結構残念に感じたシーンが多かったです。
やはり行間・字間がキツキツだったりすると、
ずっとワンサイズ小さい服を着せられたまま本を読む。
どうしても気になってしまう。そんなイメージじゃい。
っつー、勝手な客観的視点も含めて、色々と勉強になりました。
次回の文学フリマ、本日のアトオシとして初出展するつもりです。
2014年5月5日 23:01 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, デザイン寄りの話の抜粋, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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