偶然と奇跡の共演(2012.05.28)
作品解説 のようなもの
常にプレイヤーでいたい。
卒業旅行的な温泉先での出来事。
所属していたサークルメンバー数人で迎えた夜。
テレビに映るは「すべらない話」の冒頭出場シーン。
一人一人の芸人さんが出てくる度に、
その場にいる皆がこう言う。
「アイツは全然ダメ」
「アイツとアイツは、まあまあ面白い」
「アイツなんて論外」
…と好き勝手にピーチクパーチク。
居ても立ってもいれらなくなった私は、
一人で露天風呂に入りにいった。
「なぜプレイヤーでもないのに、あんな好き勝手なことが言えるのだろう」
まるで草野球を見て、自分は打ちも投げもしないのに、
無茶苦茶なことを吐き捨てるオッサンみたいじゃないか。
風呂につかりながら、ぼんやりとそんなことを考えていると、
すぐそばで30代後半ぐらいの男性が私のことをジッと見つめている。
私と男性の二人きり。
まさに今、「すべらない話」の種子がコロコロと転がりだした。
常にプレイヤーでいたい。
その想いは、想い続けるから叶うのか。
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
-
- 2017年5月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年5月
- 2012年11月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月