僕は日本人だ。
二次元に二次元(異質なものではなく、ある程度のまとまりを感じる二次元)を重ねる。
それはもちろん、二次元に変わりはないのだけれど、
すーっとした奥行(とか)をやんわり感じさせることで、
説明的な三次元よりも、想像の余白を残した魅力的な二次元ができるのだろう。
そうなのだろう。
どうだろう。
私はグラフィックデザインを仕事としており、
平面媒体が御客様との共同作品となる事例が多い。
その平面媒体。告知を目的としたツールでいうと、DM・フライヤー・ポストカード…等がある。
デザインを通した後、その制作事例として、その媒体自体を撮影することがあるのだが、
ここで説明的に見せるのではなく、上記に書いた、二次元に二次元を重ねる、
ということができるのではないかと感じた。思いつきだ。
ある式場の告知ツールのデザイン、そして納品が完了し、
まさに今、それを行おうとしている。
べつに、大それたことをやろうとしているわけではない。
ただただ、式場のご好意と +α のやりたい感から生まれた思いつきだ。
先日下見とテスト撮影を行い、少し日が空いてしまうが、後日実施撮影を行う予定である。
式場の雰囲気を感じさせる良いイメージができれば、ここに載せたいと思う。
微妙であれば、載せない(!)。
そんな思いつきが、当たり前に過ぎ行く日常のモコモコッとした期待山となる。
やがて期待山は、連なることで期待山脈となる。
山脈の間を流れる川の水。
純粋無垢な、おいしい水。
その水でお米を炊いて、
気の合う皆でパクつきたい。
ただ、それだけだ。
2013年9月4日 16:37 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, デザイン寄りの話の抜粋, 更新企画
« 目薬。バイク便バイト時代の話。 »
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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