ポートフォリオに肘を置かれたので注意した。
専門学校内。授業終了後。
参考資料として持ってきた、自分のポートフォリオ。
それを勝手にペラペラとめくる男子学生。
しかも、目の前にいる女子学生と雑談をしながら。
はじめはチラチラと気になって、遠巻きに見ていた。
途中、ポートフォリオの上に肘をついた。
勝手に写真を撮ろうとした時、我慢の限界がきた。
近づく。肩をかる〜くたたく。
ハッ、と男子学生が振り返る。
君さ、さっきから見てたんだけどさ。
雑談しながら、人の作品に肘ついて、勝手に写真撮ってさ。
なんか一言ないの?
魂こめて、つくっている作品なんだよね。マジで。
無表情で伝える。
すぐに謝罪の言葉をもらう。
伝えること伝えたし、も〜いいや〜と思い、自分の席に戻る。
5分後。さっきの男子学生が。
さっきは本当にすいませんでした!
意識が足らなかったです!
あと、その着ているシャツ、かっこいいです。
フレッドペリー…。
なぜこのタイミングで、その発言が出たかわからなかったが、
それは、ありがとう。
と自分もよくわからない返し。一件落着。
デザイナーを目指す学校の場は、作品に対する姿勢もちゃんと伝えるべきだと思うのです。
2014年5月9日 13:14 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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