リスペクト。ナガオカケンメイ ノ カンガエ。
瀬戸内名産品プロジェクトの特別審査員は、ナガオカケンメイさん。
独立前から思考と行動、リスペクト。
新潮文庫から出ている「ナガオカケンメイの考え」。
流行り廃りとは別軸の、今後のデザインの向き合い方について、深く書かれています。
現在学生の人にも響く内容で、おすすめです。熱い。
私は、デザイナーをリスペクトしないようにしている。
正確に言うと、“デザイナー自体” をリスペクトしない。
デザイナーの表現や思考など、部分的なポイントはリスペクトする。
この違いは大きい。
“デザイナー自体” のリスペクトは、ファンになるということだ。
ファンになる、ということは、その者がつくるものは何でも大好き! という状態。
何でも大好き! は、来るもの拒まず、全て受け入れること。イカンイカン。
ある意味、雑な姿勢ではなかろうか。
しっかりと、1つ1つに対し、本当にそれがいいか。
自分の目で見て、考え、体感する。
となると、○○さんがつくる作品、ぜーんぶいいですよね! ファンです!
そうならないはずだ。波や好み、諸々、リスペクトの違いが出てくるはず。
そういった意味では、上記の考え方は、リスペクトすることが多い。
また、考えを述べるだけでなく、具体的に行動を移している。
ゆえに、ナガオカケンメイさんの “考え” をリスペクトしているっちゅーわけです。
おい、デザイナー!
デザイナーぶってんじゃないよ!
もっと本質的なことを見抜きなさい。
表現だけやってたら、消費されますよ。
自分自身への投げかけ。革新。あざーす!
2016年3月29日 19:47 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
-
- 2017年5月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年5月
- 2012年11月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月