■ 人の感情は、“ムカツク” か “ウレシイ” のどちらかのみ。
人の感情にプラスマイナス0(ゼロ)はありません。
自分の行動に相手がどう思うか。マイナスかプラスのどちらかです。
つまり、“ムカツク” か “ウレシイ” のどちらかのみ。
・何もしない = 大きくマイナス(論外) = ムカツク
・最低限のことをする = 少しマイナス = ムカツク
・提案を含めた、喜ぶことをする = 少しプラス = ウレシイ
デザイン提案もメールも、最低限のことだけしてても、
相手にとっては、徐々にマイナスなんですよ。
「相手を喜ばせようとする姿勢」は、表現提案のみでなく、
人の感情が絡むメール・話しの聞き方・資料の見せ方・部屋の片付け等も同様。
つまり、全てデザイン。相手が喜ぶ一手が入っているか。
デザイン業務に真っ当に接している、
デザイン費を払う人は、自分に厳しく、感度が高いゆえ、
あなたの行動の細かなとこまで、全部見てます。
そして、全部記憶しています。
デザイナーに対し、大きく期待した上、その一つ一つの行動に、
“ムカツク” か “ウレシイ” か、どちらかを感じている。
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“ウレシイ” ことがあっても、でも、他の部分で “ムカツク” ことが出ると、
全ての評価がマイナスになってしまう。
(表現が良くても、誤表記印刷したら、評価0と同じ意味)
デザイナーは、まず、全てをプラスにすること。意識的に。
表現だけ高めていっても、実は相手は全然喜んでいない、っつーことがあるので注意です。
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相手が、クライアント・上司・外部ブレーン・女の子、誰であっても、必ず、
「自身の返信がラスト」になることを心がけてください。
ルールではなく、マナー・モラル。
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あなたの行動に、外部の人が “ムカツいて” も、
その人は、あなたに対して注意、叱りはしないでしょう。
(他人や知人レベルに、イチイチ深く関わってらんない)
知らず知らずのとこで、陰口を叩かれ、悪評をつかれて終わりです。
(メール返信・御礼無しでアイツ終わってますね、
という悪評は、本人に対してでは無く、陰でよく言われます)
ウレシイことは伝えられても、ムカツクことは伝えられない。怖いね。
だから、しっかりと伝えてくれる人は、貴重で有難い存在なのです。
ありがたや! ありがたや! ほっこり〜
2016年4月30日 10:24 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, デザイン寄りの話の抜粋, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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