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in 渋谷.

ここは渋谷。駅構内のエクセルシオールで、アイデア出し&ラフ描きをしている。
店員さんからおすすめされた、少し値段の高いホットコーヒーを片手に、
電波ソングを聴きながら、せっせと鉛筆を走らせる。

ラフ描きの時は鉛筆派だ。
カタすぎない芯の先、肉体と同化するイメージ。
形に起こすべきことがスラスラと紙に流れこむ。

ギャハハハハハハハ!!!!!!!

ギャルだ。2人組。
となりの席でギャル通しが、ウザイ男の共通点で盛り上がっている。
イヤホンの隙間から会話が聞こえてくるもんだから、いろんな意味でビクビク、ソワソワしてるんだ。

いやしかし。こんな光景も、渋谷ゆえ。
しかも、爆笑しあう女性2人を見てるだけで、なんだか力が漲ってくるから不思議だ。
なんというか、“ご当地パワー” とでも呼ぼうか。

人によっては、集中できないんじゃないの? と思うだろう。
ちゃうちゃう。人が集う空間で、デザインの立ち上がりをすることに意味がある。
なんでかって? デザインは人に向けたものだからだ。

本来、人に見てもらい、人が動くきっかけとなるもの。
だからこそ、人が集う場所でアイデア出しをすることは、その目的につながる願掛けにも近い。
ふとそんなことを思い返しました。ギャルル。 in 渋谷.

 
 

本日のアトオシとは
「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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