menu

年賀状。

グラフィックデザイナーとして、
人と交わう紙媒体のツールは本腰を入れなきゃならない。
そして、年賀状は一年の中でも、
グッと力を入れたい、入れなければならないツールなのです。

基本、デザインを行う上で、
なぜそのデザインが必要か、クライアントさまの目的を汲み取ることが必要となってくるのですが、
自分自身が制作する年賀状の場合、自分自身で目的を定める必要があるのです。
そんじゃあ、その目的は? 僕は「新年の抱負」にしています。

「新年の抱負」(後日、改めて発信します)を形にした後、入稿、自宅に納品。
納品した年賀状に、自宅プリンターで送り先の住所を印刷。
料金別納郵便なので、そのまま郵便局に持っていけば、送れるのですが、ちょっとまった!!

やはり、手書きの味がほしいじゃあないですか。
こればっかりは、印刷技術がどんなに進んだとしても、
魂の込め具合の嬉しさは追いつかないじゃないのか。
特に女性。女の子の手書きは、もうなんともいえない念が込められております。

僕はクソみたいに字が汚いことで有名なのですが、
年賀状を送る時は、一通一通、手書きメッセージを書くようにしています。
ここで、気づいたことが。
仲の良い・気をつかわない相手ほど、伝えたいメッセージが湧く湧く。
まだ知り合ったばかり・緊張する相手ほど、形式ばったメッセージになる。

クソ当たり前のことのようで、そもそも、手書きでメッセージを書いたからこその当たり前の気づき。
この一年を通し、形式ばったメッセージをいい意味でくずせるような、そんな関係性を築く。
そんな一年になるよう、力を重ねていきます。

本年も何卒、よろしくお願いいたします。

永井弘人

 
 

本日のアトオシとは
「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
カテゴリ 更新企画
リンク
本日のアトオシを共有してみる
カテゴリ 終了企画
アーカイブ