疲れでちんこが腫れた話しをしようか。
そろそろ本題に入ろう。
ボクにとってデザイン会社、2社目。
そこで、疲れのあまり、ちんこが腫れた話しをしようか。
まぁ、待て。あせるな。へんな病気じゃない。
伝染らないから、もう少し近くで聞きなさい。
くる日もくる日も徹夜続き。
社内で朝方寝てしまい、出社した人に叩き起こされ、そのまま仕事を続ける、なんてことがざらにあった。
疲れでミスが重なり、ミスを補うため、また徹夜。
ようやく負のスパイラルから開放された、一瞬。終電で帰る。
ろくに晩飯も食べず、泥のように眠りについた。
朝だ。起きる。シャワーを浴びようと服を脱ぐ。風呂場。
ジャーと冷水が温水に変わり始めた時、違和感に気づく。
ちんこが腫れている。
正確にいうと、カリ首の下、皮の部分が、プクーッと蛙の喉が大きく膨らんでいるイメージ。
大きさにしてピンポン球くらいだろうか。質感は水風船。
驚いた。生まれてから今までに、自分のちんこが見たことのない状態になっている。
いちおう、つんつんしてみる。痛くない。まったく痛くない。そこが逆に不安だった。
痛みはなく、破裂しそうな感じでもなかったので、とりあえず出社する。
唯一相談できそうな、歳が10上ぐらいの先輩デザイナーを屋上に呼び出した。
「Oさん、いそがしい朝にすいません」
「どうしたの?」
「実は…ちんこがめちゃくちゃ腫れていまして…(状態を説明)」
「誰かから病気もらったの?」
「いえ!そのような行為はここ最近(最近でもなく)、してません!」
「そうなんだ…」
「Oさん、なったことありますか?」
「ボクはないなぁ…ちょっと原因を調べてみたら?」
「…わかりました。ありがとうございます」
朝から相談相手に心底ひかれ、自分のデスクへもどる。
いよいよ心配になってきた。言われたとおり、原因を調べてみよう。
Google
「ちんこ 腫れた 皮 原因」
女性社員が真横にいる状況で、この検索ワードを打ち込む。
のぞき込まれたら変態だ。いや、大変だ。しょーもない。
そしたらですよ、Google先生はすごいです。
まったく同じようなお悩みをかかえた日記が出てきまして、原因判明。
ちなみに日記のタイトルは、「ミミズに小便かけたわけじゃないのに・・・・」。これもまた逸脱。
原因としては、
雑菌・疲れ・寝不足・ビタミン(特にE)不足・血行不良(足を組んでいてもなる)・ゴムかぶれ・・・・など
で、改善策としては、
ビタミンEってなにで摂るんだ?なになに、種子類(アーモンド・ナッツ)、非加熱油、アボカド、にら、大根の葉、マヨネーズに含まれてるのか・・・・・・
っちゅーことで、ビタミンEをとるのが、直近でできる方法らしい。
変な歩き方でローソンに向かい、ピーナッツクリームパンとおつまみナッツを購入。ナッツは多めに。
ポリポリと食べ続け、その日は早く寝て、またポリポリと食べていたら、ちんこは元に戻りました。
早速、先輩デザイナーに報告。
「…そ、よかったね」(コチラを見ず、Macカチカチしながら)
うわー、まだひいてるわー。
治ったら治ったで、笑い話しにしたくなり、後日、他の同期デザイナーに、こんなことあったんよ〜と打ち明けた。
「どぅわっはっは!永井ちゃんウケル!
ってか、そのちんこ腫れ、オレもなったことあるよ!
過去に2回ほど」
あ、この会社は、ひょっとしてちんこ腫れ場なのか。
いや、場にいるデザイナーがちんこ腫れ人なのか。ふと感じた、20代半ば。
その後、幸いなことに、ボクのちんこは腫れていない。
2014年5月22日 20:36 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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