羽田空港で。
没収された。カッターを、だ。
当たり前だろう。
私はペンケースにカッターをいつも入れている。
理由として、ラフを描く時は鉛筆+紙派でして、
鉛筆の先をながーいストロークで削りたいがために、カッターも常に入れているのです。
電車移動はなんてことないのですが、
経験値の少ない空港ルールに引っかかってしまいました。
荷物検査をしてきたイケメン兄ちゃんに、
処分か、着払いでご自宅にお送りするか、どうしますか?
申し訳なさそうに、丁寧に聞かれ、私もとても申し訳なかった。
皆からすれば、たかがカッター1本、かもしれない。
しかし、このカッターには、今までのラフを描いてきた、
つまり、デザインを共に生んできた想い出もつまっているのだ。
どこでも買える、代わりのきくもんじゃないんだよ。
だから。
僕は迷わず、こう答えた。
あ、処分でお願いします。
前しか見ない!
ご迷惑、お手数をおかけしました。
お詫びに、包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ。
テンキュー!
高松駅のミスドで打ち込み轟音。
2015年12月18日 12:02 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
« 君の膵臓を食べたい。高松空港で。 »
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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