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豆を食べる。

といっても、いやらしい意味ではない。
黒豆のことだ。黒い豆。健康に良い。
パッケージ制作の資料として食べている。

あのカリカリした豆をそのまま食べるシーン。
1年の中じゃあ、節分がピークかな。
こどもの時は、一度床にまいた豆をふーふーして躊躇もせずに食べていた。
イベント中だからこそ、うまいと感じていたのかい。

そういえば昔、クラブチッタ川崎で行われたツートーンSKAライブにて、
協賛商品である暴君ハバネロが無料で配られていた。
新発売の時期だから、ほとんどの人が初めて口にする。
みな喜んで受け取り、パクつくのだが、予想を越える暴君。
辛い。辛さをまぎらわしたいが、ライブ会場内はすぐに水が買える環境ではない。
あるのは、500円もするハイネケン。

おかしな価格設定のハイネケンはバカ売れしていた。
そんな暴君に負けたくない私は、トイレにかけこみ、手洗い用の水をガブ飲みしていた。
暴君には意地でも負けない。豆というスナックよ。暴君に打ち勝て。
 
 

名刺は分身。

名刺の制作を依頼される。
話を聞くと、

私が名刺を受け渡しをする相手は、基本、事前にアポイントを取っているので、
連絡先とかお互い、既に知っている場合が多い。
だから、情報記載ではなく、アイデンティティを表す場にしたいんだ。
とはいっても、自己主張したいわけじゃない。らしさ、をさりげなく出したいんだ。

名刺は分身。
手に渡った瞬間、色々悟られるし、悟る。
情報量が、他媒体に比べて少ない分、生命が細部に宿る。

分身の術。スタンド。ドッペンゲンガー。

 
 

ジャンプ。

ソチでジャンプ。
41歳でシルバー。

シルバーももちろん素敵なことなんだけど、
あの飛んでいる間、葛西選手の表情に注目してほしい。

一切の迷いがない表情。あれだ。
あの眼差し。クリアーだ。スコーンと突き抜けている。

そりゃあ飛ぶよ。飛んでほしい、という人々の念も集まってくる。
メダルの色も大事かもしんないけど、迷いなく飛び続けること。

本人も、見ている側も、気持ちいいですよね。

 
 

愛の質量。

若いうちは金を持たん方がいい。

といったのは、星野監督。

若いうちはモテん方がいい。

というのは、私の言葉。

あれは小学校一年生。バレンタインデー。
幼稚園の時は、先生が皆に配るという風習があり、そんなイベントか〜などと思っていたものだが、
小学生に入ると、バレンタインってのは女の子が好みの男の子にチョコを渡す日、マジか!
楽しげ、ワクワクを予感させる噂はすぐに耳に入ってくるものである。ワクワク。

そして当日、1個ももらえず帰宅。
背中を丸めて家に着くと、察していたのか母が1個渡してくれた。チョコ。
なんだか切なくて悔しくて、意味もわからず申し訳なくて涙が出てきた。

モテるというのは生まれつきなんじゃないか!不公平だ!
…10代はそんな考えが軸となり、生きてきた。
が、今はそれで良かったと感じている。若い時、モテなくてよかった。

モテる、モテないというのは人によって異なるかもしれないが、
人が一生に愛せる質量は、皆、同じなのである。そのことに気づいたことが何より大きい。
若い時、モテるからといって、アッチコッチソッチと愛をバラまきまくっていたアイツは、
今はまるくなっちゃっている(いてほしい)。

つまり。
妻からもらった1個のチョコは、何よりも味が濃密なのである。

 
 

VIマニュアル。

VIマニュアルをつくってました。

VIマニュアルってのは、いろんな定義や意味合いがあって、
もちろんデザイン、使われる媒体によってつくりが全く異なってきます。
つくる人によっても。

自分の場合、つくったロゴマークと、
そのロゴマークの展開イメージ・規定色・規定書体を記載した内容をまとめる。
なぜこうゆうものをつくるかというと、
クライアント、または、第三者がロゴマークをつかったりする時に、
デザイナーの意図した使い方をちゃんと伝えて、その印象にブレがないようにするためです。

あと、プロジェクトからいったんはなれて、またもどってきた時に、
VIマニュアルを自分で見返すことで、頭を一気に切り替えることができたりできなかったり。
マニュアルって響きだと、かたっくるしいけど、秘伝の書っていったらもっとかたいね!
秘伝じゃねぇーし! 誰かー!

 
 

その響き、いいわぁ。

新規VI構築にあたり、カフェの名前を考える。
もちろん、特長やら立地やらも合わせて考えるのだけど、
カフェの名前なので、その響きに愛着を持たせたい。

ということで、一旦、特長やら立地やらを一切無視して、
個人的に、その響き、いいわぁ。と感じる言葉を羅列させていただく。

・ ポルテ(お菓子かなんかだったか)
・ エクスカリバー(聖剣)
・ ちゃんちゃん焼き(田町の居酒屋にあったメニュー。この言葉をいいたいがためにオーダーした。)
・ サクセス ストーリー(2ちゃんスレッド「オナニーの別名を考えよう」をみて、勝手に思いついたフレーズ。)
・ ドゥーユーユージュヨワリードゥー(中学1年の時の英語の教科書内、久美とエミリーの会話の一部。)

まぁーた意味ある無意味な時間がすぎた。最高だ。
あ、意味なき意味ってのも好きだ。その響きとつきあいたい。

 
 

新宿西口。

新宿西口の話をしたから、もう一丁!

中学から住んでる場所は、新宿出る時に京王線をつかう。
京王線をつかって新宿おりると、そこは西口。
ここ10年以上、新宿といえば、西口派。つまりは、ヨドバシ派なのです。

東口は飲食店、特に喫茶店がどっの時間帯に行っても込んでいる、
ごみごみとしたイメージがあって少し苦手なんですけど、
西口はオフィス街だからか、独特の落ち着きがあるんです。

中でも私が打合せ場所としていつも使っている喫茶店があって、
どの時間帯にいってもスカスカで、逆に心配になっちゃう。
あまり人に教えないのですが(教える機会もない)特別に教えちゃうと、
ル・カフェ・ドゥブルベ」っていいます。
今日も打合せで利用しました。

コーヒーもランチパスタも目ん玉飛び出るほど美味しいわけではないけど、
そもそもカフェにはそういうレベルを求めているのではなく、居心地。
長年在籍していられる、ちょっと奥行きのある黒髪女性店員さんも再来店の理由。
これといった絡みはなし。

でもまた行くんだろう。そうだろう。
 
 

資料。

最終的なデザインの構成要素が少なければ少ないほど、反比例して、
その裏側にある資料・リサーチ内容の数は莫大だったりする。
ロゴマーク・ロゴタイプはもうホントいい例で、
人から見れば、ただのマークであり、ただの文字。

しかし、その要素が、買う/買わない、だったり、
入る/入らない、といった判断基準の一つとなるのだから、
“その形” になる理由が集約され、パッと見の完成度は高くないともちろんダメダメ。

理由を見つけ出すための資料として、本を買います。
急ぎの時はアマゾンが多いです。
たまーにアマゾンで取り寄せの本になっちゃっていて、
一刻も早く届けてほしい!って時はヨドバシのオンラインストアを利用。
本が売ってることが以外だからか穴場。
しっかり在庫があって、翌日届けが願ったりした時は、新宿西口がより好きになる!

ありがとう!ヨドバシ!

 
 

旨苦。

Roots。ハードロースト。
“苦い” は “旨い” のコピーにそそれら手に取る。

缶コーヒーのいう、“苦い” や “甘さ控えめ” は、
たいがい期待外れで、クッソ甘いことが多い。

今回もそうなんだろな〜と一口。
…たしかに苦い。苦い。
疑ってすまない。

信じることは大事ですね。
裏切られて時にショックだから、信じ過ぎに信じる。

泳がす。自由に気持ちよく泳げる水を用意する。
水の流れがくるくると、信頼関係をつくるのですよ。

 
 

プレゼン直前。

プレゼン直前の集中力。
あの状態をずっと続けられたら。
世の中が変わりすぎて困っちゃう。

だらけるのも、グイグイいくのも。
振り幅ですよ。振り幅。
行ったり来たりが魅力的。

 
 

蓮沼執太フィル。

J-WAVEで蓮沼執太フィルを聴く。
元々、環境音を研究していた蓮沼さんが手がけた楽曲は、
作業BGMに最適すぎて、たまらない。

木もれ日の差し込む公園なんかで流れていたら、
それはもう充実した日常のワンシーンだろう。

仕事中でもそんな気持ちにトリップさせてくれる。
ぐるぐると何度も聴いております。
次回のアルバムも期待。

人にいい、って感じてもらえる、努力と才能って素敵ですね。

 
 

雪の想い出。

雪が降る。

東京にいると、雪ってのはそこそこめずらしいもので、
真っ白な空から呼び起こされる記憶がある。

あれはクロスカントリースキー部。

中高一貫、部活としてやっていた。
スキー部、といっても、東京にあるもんだから、
実践的な雪上練習は冬の合宿でしかできない。

合宿。この響きは色々想像される。
一週間ばかし生活を共にする。
オフタイムもあるし、風呂タイムもある。
あんないけないこと、こんないけないこと。
起こりうる。

しかし、その意味が全く別となる状況。
私の学校は男子校なのだ。
“いけないこと” は、断じて、起こってはいけない。

合宿オフタイムに「ポッキーゲーム」をやろうということになった。
人数として7人程だったろうか。もちろん、男のみである。
ポッキーゲームというと、通常、男女がポッキーの端と端から食べ始め、
唇が重なるギリギリ直前、どこまでイケルかというチキンレース。

私たち部活内ではルールが違う。
ポッキーが1人1本ずつ配られる。
そのチョコ部分を口中で舐めて、誰よりも速く、すべて溶かす。
それがルールだ。

途中で折ってしまう、もしくは、溶かすのが一番遅いと罰ゲーム。
皆が舐め回し、チョコがはげたポッキー全員分を食べなければならない。
いわば、プリッツ状態だ。しっとりプリッツ。

雪をみると、そんなポッキーゲームの記憶がふわっと呼び起こされる。
切なくも、苦い想い出。ちなみに、合宿期間はクリスマスがかぶっていた。
中高6年連続、男だけに囲まれたクリスマス。まっ白、なのです。

 
 

文字と向き合い、エクスタシー。

本日は文字と向き合わせていただきます。
いただきます!

まずは、大きく、ざっくりと整えます。
出力しては、壁に貼り、検証を繰り返します。

大胆に攻めてきていたとこを、
じょじょに細部にフォーカス。

細かく、丁寧に、
展開のことも考え、整えます。

これだ! そこまできた時、エクスタシー。
さらにお客さんに共感されれば、ダブル・エクスタシー。
その先のお客さんにも共感されれば、トリプル・エクスタシー。

その快感こそ、やりがいってもんじゃないんかい。
ちゃうんかい!(東京生まれの東京育ち)

 
 

飴をなめる。

飴をなめるシーンって、どんなシーンでしょうか。

今、飴のパッケージアイデアを出していまして、
そもそも、飴をなめたい…という状況とはなんぞや、
ということに向き合っておるわけです。

普段口にするのは断然ガムの方が多い。
しかし、それはどちらかというと、やる気をキープするための特効薬。
クチャクチャと口の中で噛み続けることで、モチベーションが継続する。

では、飴は? うるおいか。
一時的な甘味の満たされ具合で、うるおいをもたらすアイテム。
さしこむ。甘さを日常にさしこむことで、ちょっと笑顔になる。

であれば、カジュアルに、ライトに、
ぽいっと口の中にほうりこんでほしい。
そんなデザインをめざします。

 
 

O型のササクレ。

冬は乾燥して、指の皮がむけやすくなる。
O型は常になにかをイジってないと気がすまないもんだから、
そのむけはじめ皮を、カリカリいじるのです。
気づいたら、イジってる。

この気づいたら、ついついやっている。
ってな具合に、もっともっとデザインに溶けこまなきゃ。
ついついやってた。あちゃー!
でも、そんな自分がすき。わるくない。

あちゃー!

 
 

やることなすこと。

時間ってのは本当にたつのがはやくて、
んなことは百も承知です。

起きたばかりの6時間ぐらいは、
集中力とスピード感がちゃんとあるんけど、
8〜10時間ばかし経ってくると、低速気味に。

頭の中にたまる疲れに押し出された、
集中力とスピード感の代わりになだれこんでくるのは、エロ欲求。
これ、おかしいことじゃないんです。

人間ってのは、身体ヤバイ! 状況に近づけば近づくほど、
子孫を残したい、残さなければならない、本能がモリモリと呼び出されるようで、
この本能 = エロ欲求 ってなるんです。たしか。2ちゃんかなんかで見た。

午前中、爆速だったのに、夕方以降はポチポチといやらしい画像をなんとなくみたりするもんだから、
もったいないよ。本当に。。Yahooニュースからのリンク飛び、からのリンク飛び…が危険なんだよ。。

そういう時は寝てしまうのが一番。
寝れる時はね。目を閉じ、雑念、どっかいけ!
集中力ともっと仲良くしていこう。

今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

 
 

正義はどこにある。

ピュッ!

だいぶ更新が空いてしまいました。。
こっから4日間分ほどまとめて書きますよ。
ピュッ!とするヒマあったら、書けばいいのに、
ちがうのカイていたという。。ジャスティス!

 
 

「日本タイポグラフィ協会」正会員になりました。

2014年2月1日(土)付けで、永井弘人が「日本タイポグラフィ協会」正会員になりました。
文字による技芸・表現等、タイポグラフィの発展を願う、日本を代表する協会です。

日頃、頭のわるそうなことを書いていても許されるのは、
真摯にデザインをやっている上でのこと。
心地良い縛りや追い込みは、
よりオモシロク、エキサイトするための一因でもあります。

ビジュアルの入らない、言語伝達のみのテキスト。
タイポグラフィックを広義にとらえ、これからも日々ぶっかけてきます。
ピャピュピョ!ピュ!ピュ!!

 
 

ブログ更新。

表サイト、アトオシのブログを一気に更新した。
ある程度の予想はしていたが、以外に時間がかかった。どっちだ。

本日のアトオシはテキストのみだが、
アトオシブログは画像がふんだんに使われる。
デザインメインであるから、当然といえば、当然なのだが、
この使用画像、実は色調補正・トリミングにもんのすごいこだわっている。

私の場合、ブログ更新において、一番時間がさかれるのは、
文章ではなく、画像の準備時間なのである。
だから、このサイトはテキストのみなのである。をー!

 
 

からあげ棒とおにぎり。

セブンイレブンのからあげ棒が好きなのですが、
あれ、店舗によって、味、いや、サクサク感がまったくちがうんですよ。

ぼくが好きなのは、幡ヶ谷店で売ってるからあげ棒。
いつ買ってもサクサクしていて味が濃く、しっかりとしている。
別の店舗で買った時、冷凍食品みたいなグニャッとした食感がして、
おい! これのどこか “あげ” なんだ! いってみろ!
といいたくなるのですが、たべるのは家に帰った後だから我慢する。

おにぎり1個と合わせて買えば、簡易的からあげ定食のでき上がり。
からあげ1個たべては、おにぎりを1口パクつく。
いいね。定食気分だ。
この場合、おにぎりの具がジャマになってくるから、
人間ってのは、なんて無いものねだりな生き物なんだ。

幡ヶ谷店のからあげ棒のような、
定食のパーツにもなりうる、濃厚な男になりましょう。

 
 

西日。

この季節。西日がとても強いですよね。
むきだしになっている駅にて電車を降りると、よく西日が当たっている。
西日が当たっているエリアに、歩いてきた女子高生の脚がはいりこむ。
きらり、じわりと照らされる。

もちろん、さりげなくガン見するわけですが、そこにいやらしさはなく、
あーこの季節限定、世代限定の素敵な Collaboration だ。
そんな風に思っているわけです。

わざと歩くペースをゆるめ、鑑賞時間をながくする。
冬のパワーチャージ! ホットジンジャーエールも好きだよ。

 
 

入稿。

デザインが確定し、入稿データをつくる。
入稿データをつくる作業は、なんだろ、なにに似てるかな。

飲食店で食事をし、会計前の出る準備。
水を飲み、忘れ物がないか確認する。
ちゃんとトイレをすます。

ちがうな。たんたんとしているんだけど、しっかりチェックすること。
愛人とのセックス〜証拠が残っていないか。ぬぬ。ひねり過ぎか。

旅行前の準備か!何度か経験があるから、わりとたんたんと進める。
でも、ちょっとの忘れ物、1点でもあるとクソめんどくさいから、
一通り準備が終わったタイミングで荷物を見なおす。

あせると危険なのです。めんどくさいことになるのです。
たんたんと冷静にやりながら、確実に完了させるのですよ。

 
 

30。

年齢30になりました。30。
20代を振り返り、前半/後半に分けてみる。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
前半:より傾いた人格形成の期間。

大学に入っても、高校からの流れで全くモテず、
結果、人間くささというものを学ぶことができた。

彼女がいなく、友だちも少なく、メインの趣味がバイク。
金はないけど、時間はくさるほどあったから、
暇さえあればバイクで旅に出た。もちろん一人で。

寝袋とテントをしばりつけ、
ざっくりとした目的地(地、というより、地方)を目指し、下道をひた走る。
山の中で野宿。話し相手は自分自身。

見えない将来をぼんやりとにらみ続け、好きなあの子を想い、
トイレの水でつくったインスタントコーヒーを飲む。
虫の鳴き声と、これまたぼんやりうかんでいるお月さま。

いつかあそこに届くかな。

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後半:ものづくりの根っこをはやしていた期間。

サラリーマンになりたくない(スーツを帰宅ない)。
ものづくりで食べていければ…そんな想いで入った専門学校。

あれよあれよ、デザイン会社で徹夜と神経すり減らしの毎日。
しかし、磨かれたものもたくさんありました。
ターニングポイントとなる同世代デザイナーとの出会い。

独立。相方の夜逃げ。代理店の下請けからの脱出。
脱出後は原点に戻り、真摯に丁寧に。
じょじょに、じょじょに根っこを太くしていってます。

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あれもこれも別枠で、気が向いたら、もっと詳しくかくかもしれません。
旅の話しはいいな。旅の想い出振り返りをかくことで、日常の中で旅に出る感覚かな。
偶然って必然って気がします。30代も走ります。いろんな走り方で。

いつも、ありがとうございます。人に感謝!

 
 

アンニュイな女性。

声優「おみむらまゆこ」さんをご存知だろうか。
常に鼻声のような、甘ったるい響きを感じさせてくれる声優さんだ。
アンニュイな女性、というのはまさにこのような方を指すのではないだろうか。

はじめて彼女の存在を知ったのは高校の時。
先日ふれた、「D4プリンセス」というOVAに「星ル」という役で出演していた。
(当時は、麻績村まゆ子、という芸名。)

作品の中、決して重要な役ではなく、
ツッコミ的な立ち位置で少しだけ登場する。一瞬だ。
しかも、「星ル」は人の形をしていない、ただの星

その上、おみむらさん、アイドル声優的な路線ではなく、
ポリシーに反するのか、当時は顔出しを全くしていないので、もう声だけで色々と想像するしかない。
顔はどんなんだろうか? いや、声優さんなんだから、顔は関係ないっしょ! 声きければ、十分っしょ!
…でも、気になる、気になる……くぅ〜!!

アニメ声、というと、どうしてもキャピキャピした、ライトなイメージをもたれがちだが、
おみむらさんのような、アンニュイな雰囲気はめずらしく、とても魅力を感じるのだ。
少女なんだけど、ふわっとした大人でもある。この振り幅。

高校生の自分にとっては、「黒ギャルとまた違った、一生、交わることがない女性」
だと勝手に想像していた。そして、それがまた逆に僕をドキドキさせる。
ちなみに、コチラの「セリフ」ってボタンから、おみむらまゆこさんの声が聴けるので、気になった方はどぞ。

なんでこのようなことを書いているのかというと、今、自分が鼻声だから、である。
そもそも、アンニュイってなんじゃい!

 
 

反動を生かす。

今週金曜にあったプレゼンが終わり、緊張の糸がとぎれ、
疲れのようなものが内面からあふれ出し、そっから泥のように眠り続けた。
ここ数日の睡眠時間を伝えたら、きっと驚愕するだろう。寝すぎた。

フリーランスのグラフィックデザイナー、という肩書きから、
「時間術をバリバリ使いこなすクリエイター」などと思われがちだが、
実際、ダメな時はとことんダメになる。自分の場合は。
そのスタイルは、学生の時から変わっていない。

コンコンと寝続けた期間は、引きこもりの状態に近い。
少し起きれば、あーだるいわぁ…など言いながら、
チョコパイを2個たべて、またすぐ寝るというあり様。

でも、これでいいのである。
次のターンで、とことんなダメさの反動を生かすのである。
だからこそ、ダメになる時は思いっ切りダメになるのであ〜る。いい意味で。

 
 

鼻水。

液体が自然に鼻の中からたれてくると、一瞬、鼻血かと思う。
シュッシュッとティッシュをひっぱり、鼻にあてる。

赤くはない。つまり、鼻水だ。
鼻水が自然にたれてきた。

風邪か? いいや、風邪なわけがない。
風邪は、風邪をひいた、と認識した時から本番だという。
だから、断固否定する。

風邪なわけがない。
でも、今日はちょっと早めに寝よう。
ストックしているカコナールでも飲んで。

 
 

置く。

プロジェクトを複数同時進行する。
初回打合せ日からスタートし、一発目のプレゼンが一つの山場となる。
昨年までは、一つのプロジェクトに対し、リサーチ・アイデア・ラフ・制作まで、
一気にプレゼンで見せる形までつくりあげてきた。

そして、その後の調整に一番時間をかける…という方法を主にとっていたのだが、
やり方が停滞することは、デザイン自体が停滞することにもつながると感じ、
今年から、リサーチ / アイデア / ラフ / 制作 までの工程をすべて、
一つ一つ、区切りをつけ、一度置いておくことにした。

この状態を、寝かす、という風に例える方もいると思う。
プロジェクト自体は起きているので、置く、とでも言おうか。
Aの立ち上がりをここまでやって、Bの続きをやって、Cをちょいとやって、
Aの続きをやって、Dの立ち上がりをやって、BをFIXして…。

置く、ことで、不思議と頭の中がクリアーな状態で、もう一度入っていける。
心地良い距離感。少し、距離を置いておく方が、良い関係が長く続く。
中距離恋愛。物理的に近づいていても、やさしい風がふきこむ間柄。

 
 

一瞬、外国。

打合せでのスターバックス。
複数人、外人さんのテーブル。
そのテーブルが正面にくるような席に座ると、
一瞬、外国に来た気分を味わえる。

地下鉄に乗っていると、
これから空港に向かうのか、大荷物を抱えた外人さん団体がいたが、
その車両は、地下鉄、というより、サブウェイだった。

お得な国内、海外旅行。
脳内マイルはたまりっぱなし。
ビュンビュンビュン。

 
 

ムーヴメント。

家の真裏にある公園。
犬の散歩で通りかかったら、小学生の子供たち。
男子グループ・女子グループ。かたまりができている。

女子たちは、元気よく缶ケリをやっている。
コーヒーのボトル缶だ。最近はなかなか350mlの缶ジュースを買う人も少ないのだろう。
それはさておき男子たち。ハンカチ落としの時みたいな輪になって、皆でDSをやっている…。
なにも外でやらなくても…場所を選ばない携帯ゲームだからやっているのか。

女子が身体全体を思いっきり動かし、
男子は座って指のみをピコピコ動かす光景。
なんだか切なさを感じた。

まてよ。ゲームの中でヒーローになる快感を覚えた後は、
現実世界でもヒーローになりたい、という欲求が湧いてきて、
指のみ動きはやがて手淫に変わり、むなしさを心から味わう。
これではイカンとモテたいがために、女子へのアピール、
すなわち身体全体を動かすことになるのだろう。いずれ。

ま、じゃあ、いっか。
そんなことを思いながらグループ横を通りすぎると、
DS持ちながらサッカーしている、2人の男子。君ら強いわ。

 
 

コミティア。

ガロ系の漫画家を目指す期待星、イラスト科の平山くん
彼は、学校の課題を差し置いて、コミティアへの出展を優先するのだという。
コミティア。名前こそ聞いたことはあったが、実際にどのような内容を中心に取り扱っているか、知らなかった。
オリジナル、創作系がメインになるのだと。自主制作漫画誌展示即売会。

漫画以外にも、イラスト・小説・評論・音楽・グッズ…オリジナルであれば、なんでもあり。
まさに異種格闘技。ということは、雑文+デザインもありか。
サブカル・グラフィックデザイナーを名のる以上、こういった表現の場は大切にしたい。
実をいうと、高校生の時に2度、コミケに出展したことがある。
男性向け、元ネタは「菜々子解体診書」「HAND MAID メイ」「D4プリンセス」…
…今聞いても謎の単語の羅列。当時もそんなに流行ったわけじゃない。

期末テストの時、冬コミの原稿を間に合わすため、勉強時間を削って、Gペンを走らせていたのを思い出す。
インクで手を真っ黒にしながら、テスト用紙をめくっていた自分。青春とはほど遠い高校時代だった。
思えばエロいカラー表紙を描くために、Photoshopを必死に覚えた。
専門学校に入りたての時、なんでそんなにPhotoshop使えるの??と女の子に聞かれた時は困ったよ。
二次元女性の肌色をキレイに塗るためさ。なんて答えられないからね。

1って数字が好きだから、COMITIA111あたりには出展してみようかな。
なんて思う今日この頃。よろしくお願いします。
ちなみに、D4プリンセスの「ドリルでルンルン クルルンルン」はエキサイトする曲だ。
ぜひ、回転したい夜に、回転してほしい。

 
 

眼鏡。

久しぶりに眼鏡を買った。

約7年前にレーシックを行ってから、
気づけばだんだんと視力が下がってきており、
ロゴマークの微調整、0.01mm感覚で刻むことも多いので、
これはイカンイカンと、久しぶりに眼鏡屋さんに行ったわけです。

ところで、私は眼鏡をかけた女性が好きです。
どんなブサイクでも、眼鏡をかけられると3割増しに可愛く見えます。
色々なフレームがありますが、やはり黒ブチ眼鏡が一番の好み。

黒ブチは、グッと厚めがいいですね。
常にその眼鏡をかけているだけで、
不思議ちゃん、アピールしてるのかな?オシャレかな??
など、気持ちのわるい憶測を猛ダッシュ。

できれば、不思議ちゃんは、不思議のままでいてほしい。
不思議が解明されたら、なんだか残念だ。
ミステリーはフレーム内、レンズの先にあるのだから。

 
 

本日のアトオシとは
「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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