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時代の流れで、デニーズ。

昔、デニーズでバイトをしていた。
家の真裏、歩いて2分のところ。
夜勤。キッチン。

数あるファミレスの中で、デニーズが売りにしていたこと。
一つ、おしぼりは簡易的な紙でなく、あたためたタオルを提供する。
一つ、全てのドリンクはスタッフが手入れで用意する。ドリンクバーはおかない。
一つ、呼び出しピンポンボタンを使わない。スタッフが御客様の呼びかけに、自ら気づくようにする。

バイトをやめた後、プライベートな関わりがあったわけでもないから、
ちょっと気まずい空間に、客としてもあまり行かなくなった。
数年たったこの前、妻のQUOカードがデニーズで使えることを知り、久々に店内に入ると、
テーブルの上には、紙のおしぼりと呼び出しピンポンがおかれていた。

他のファミレスといっしょになってしまったか…
…そんな残念な気持ちとは別に、ドリンクバーではなかったこと、
和風ハンバーグやオニグラの味は変わってなかったこと。

変わること、変わらないこと。時代が過ぎても残る良さ。
本当に良いものは残る、という気づき。
デニーズ。朝はサニーサイドアップでお願いします。

 
 

卓上のカレンダー。

卓上カレンダー。ハグルマ封筒さんから発売されているもので、
紙・書体・印刷、どれをとってもセンス良く、
デスクの上に置いておくだけで、気を引き締めてくれる。
一年使えるお気に入りのアイテム。

なのにだ。売れきれてしまっていた。
仕方がないので、amazonから別の卓上カレンダーを探してみるが、
いまいち、どれもパッとしない。

う〜ん…と悩みながら、ページボタンをポチポチ押していると、
3ヶ月のカレンダーを同時に見れるものが出てきた。
デザイン性だけでなく、たまには機能性も注目しろよ!
っていう暦からのメッセージなのかもしれない。

とりあえず購入。
早速使っていますが、横長でなかなかジャマです。いい感じです。

 
 

塩やきそばとペペロンチーノ。

カップの塩やきそばを食べました。深夜。
ペペロンチーノの味がしました。
塩やきそばとペペロンチーノ。

塩やきそばって、なんだかペペロンチーノに似ているね!
ペペロンチーノって、なんだか塩やきそばに似ているね!

お互い、アイツに似てるってことだけは言われたかねぇよ…と思っているかな。
男同士だったら、実はリスペクトしてるライバルかな。
男女だったら、意識しあっているのかな。

深夜おそいから、ボクの意識が変なのかな。

 
 

プリンケツプリンケツ。

カッコヨサとユーモアがハーモニーを奏でる。
見た目のカッコヨサではなく、努力する故のカッコヨサ。
意図的な笑い。強い。

ぜひ、プリンケツプリンケツをみてほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=hnXVa4bJjPQ

わざと外すことで魅力が増す。
意図的に、だ。

いつまでも若々しくいれる秘訣は、
ジョークやユーモアをかませる心の余裕、で、
その余裕を確保するには、絶え間ない努力が必要なのだろう。

そして、努力を続けるには、
たま〜に、ジョークやユーモアを交える休暇がほしいよね。
だから、行ったり来たりするのです。

 
 

自信。

前向きな勘違いは素敵である。

大学生時代。
マツモトキヨシ、可愛い女性店員さんから、両手で丁寧にお釣りを返してもらったことに対し、
「この娘はボクに好意があるのだな…」という嬉しい気持ちを抱え、友人に話した。
「ぜったいそうだよ!」「だよな!」キャッキャとはしゃぐボクら二人には、結局卒業まで彼女ができなかったんだ。

モテる男性は、自信のある男性だという。自信に満ち満ちた男性。
学生時代は、自信を持つ要素など何一つなかったもんだから、モテないのも無理はない。
思えば、モテてた男性は何かしら特化した自信を持っていた気もする。

では自信はどうやってつくものか?
それは自分が行ったことに対する、人からの評価が全てなんじゃなかろうか。
そこで生まれた自信を種に、次の挑戦をするのだ。

つまりは、お釣りを渡された時、自信がないから、好意なぞ持たれるわけはなく、
逆に「これといった理由なく、親しみ感だしていて怪しいぞ…」と感じるのが正解だったか。

否、前向きな勘違いが正解である、叶いもしない想像遊び。
実際に叶ってしまったら色々とめんどくさいから、想像の中で楽しく遊ぶのだ。
この娘とあの娘とその娘と。脳内ハーレム!

 
 

おしっこと自分。

冬はとてつもなく、おしっこが近い。
水を飲んだら、そのまま流れ出るかのごとく。

そして、ちっさい。
元から、という話もあるが、寒さによる収縮率は自分でも驚愕する。
この収縮された状態で、勢い良くおしっこをすると大変危険である。
私の意志とは無関係の方向、思いも寄らぬ場所を目指して旅立つからだ。

時には手にかかる。
手にかかる程度はまだマシな方で、足下のジーパンにひっかかった時には、
勝手な行動をしたおしっこに対しての怒りを通り越し、少し笑けてくる。

この笑けてくるのは、あくまでも、おしっこと自分の間だけで問題が起きている場合だけだ。
もし第三者に影響がある場合、例えば、となりの人にひっかけちゃったり、そんな時は笑ってなんかいられない。
おしっこがやったことではあるけど、
おしっこに旅立っていくように指示したのは自分であるから、率先して自分が謝る必要がある。

この度はおしっこが迷惑をかけました。
私のはっきりとしない指示が原因です。
大変、申し訳ございませんでした。

率先して謝るのが、リーダーシップとしての基本。
どっかの本に書いてあった。

 
 

シャキシャキ。

リサーチの意味合いも含め、六本木農園に行く。
念を込め、自らの手を通して作られた素材と料理。
親切なスタッフの方から、農業の現状と解決策を聞く。
いかに、魅力を伝えていくか。素材を、どう生かすか。
デザインの立ち位置が問われる。成るために。

野菜って美味しいですよね。野菜。
もはやなにもいらないシャキシャキ感。
食べているだけで、健康に向かっているんだ!と思わせてくれる。
素敵。野菜、素敵。

アメリカに留学している友人が、
教室でセロリの食べ回しがあった!
と興奮した様子で帰国したのは大学生の頃。
山崎まさよしは高校生の頃。

野菜は成長した。
僕はどうでしょう。

 
 

「KOKO LUMINE(ココルミネ) ルミネエスト新宿店」さんにて、「豚ジャーキー 高貴な豚さん。」限定販売のお知らせ。

パッケージをリデザインさせていただきました、新潟県・越後妻有名産品「豚ジャーキー 高貴な豚さん。」が、
「KOKO LUMINE(ココルミネ) ルミネエスト新宿店」さんにて、2014年1月26日(日)まで限定販売されています。

販売場所は、JR新宿駅中央東口券売機横です。
豚ジャーキーの他にも、日本酒やお菓子等、リデザインされた様々なパッケージが同時販売されていますので、
ご興味ある方はぜひ、ルミネエストまでお越しください。もちろん、中身も美味!

◎ 販売情報詳細ページ
・ 「大地の芸術祭の里」ココルミネ × 大地の芸術祭の里
・ 「LUMINE NEWS」 KOKO LUMINE(ココルミネ) 新宿店・エスト店で同時開催!!

◎ 「豚ジャーキー 高貴な豚さん。」の作品紹介ページは コチラ です。

 
 

パントン・メタリック。

パントン・メタリックのやわらかい輝き。

ビックリマンシールのホログラムでもないし、
折紙についている金銀でもない。
上品な煌めき。

キラッ。
ギラッ。
ギラギラ。

きらり。
感じてほしい度合いによって、
見せる表現も変わってまいります。

輝けばいいってもんじゃない。
大事なのは、その輝き方だ。なんつて。

 
 

60:40。

専門学校講師として、一応、デザインの部分を教える立場でもある。
一応、としたのは、自分自身が仕事を通し、学ばなければいけないことが、まだまだ多い身だからだ。
学ぶことは、一生、続くだろう。

そうなってくると、教える、ではなく、伝える、といった方が正しいのかもしれない。
今、感じていること、知っていることを伝える。
時期によっては、1+1=2 にならない状態も来る可能性もある。
人と人とやり取りなので、どうしても有機的になる。肯定的に。

学生と絡み、逆に学んだこと。
大事なのは、60:40。気持ちの比率。
40:60で教えてもらう、という姿勢でもなく、
50:50で対等なモチベーションでもなく、
60:40、前のめりに習得しようという、気持ちのもれ。

これがあると、伝える側も60:40、
前のめりに、こんなことも伝えた方がいいかな?!
盛り上がってくるのだ。

これからデザインを学ぶ人、今まさに学生の人は、一つの意見として参考にしてほしい。
学校や講師に、いい意味で期待しないこと。受け身にならないこと。
場を盛り上げるのは、こちらからモリモリかます、あなたの気持ちと行動次第だ。

(明日になったら言ってること、かわってるかも。)

 
 

諸行無常。

呉服屋さん。
春の衣装展DMをデザイン。
特別展示は、加賀友禅。

加賀友禅の特徴
加賀五彩。自然。草花。虫食い。
色鮮やかな草花の上に、虫に食われた様子を墨で塗る。

自然万物、ずうっと美しいままでいれるものなどなく、いつかは廃れる。
しかし、それこそが自然ありのままの姿であり、
虫食いの表現には、諸行無常を感じる美しさが宿っている、という。

ビジュアルの中に、先に変化を意図してつけることで、
そのビジュアルが入った着物は、いつの時代も咲き続けることができるのだ。
なんとも粋な考え。抱いてっ!

こういった特色がすでに凝縮された味を、グラフィックデザインと混ぜ合わせ、発酵させる。
ダイレクトなメールでもって、ほのかな春の香りを届かせたい。

 
 

動物の病院。

犬を飼っているんだけど、15才という老犬で、お薬が必要なのです。
月に1回、病院に買いに行きます。
街の小さな病院で、そこで働く人、そこに来る人。
日常にある、一瞬の接する時間。

デザイン業界にどっぷり入っていると、やはり関わる方は皆々、
何かしらを表現・クリエイトしていることが多い。
で、お互い、どんなものを作っているか、とか、そっから入ることが多い。

動物の病院では、
「お前が何者かしらないけど、ちゃんと犬のめんどうは見てんのか? ん??」
まずはそっから入るし、そこしか見られないので、貴重なのです。
こういった緊張感はなかなかなく、心地良い。私がMだからでしょうか。

今日も病院のお姉さんに、なにか叱られることはないかと、ドキドキしながら待合室で待ちます。
よそさまの犬が、私の足下のニオイをかいでいます。

 
 

弁当。

フランスで、日本の「弁当」文化が流行っている、とのこと。
BENTO」の愛称で、1つの箱におさまるフルコース料理、その多彩さが魅力なのだという。

弁当。自分が小学校の塾通い、また中学〜高校の昼時間は弁当だった。
彼女がつくってくれる、など幻想に近く、当然、母親の手作り、冷凍食品のオンパレード。
もちろん、とてもありがたいし、日本の冷凍商品文化もバカにできない。
骨付き唐揚げとか美味い。ABCポテトは幼稚園。ミートボール、ポン!

ただし、これだけはいただけない、という献立があって、椎茸の煮物。
これが入っていると、弁当全体に椎茸の香りが浸透していく、というパラサイト・イヴが起こる。
煮汁が弁当箱のすき間からもれ、学校指定のカバンに染み込んだ時には、
どこにぶつけていいのかわからない悔しさを感じていた。

自国では当たり前だと感じている文化が、外国から、なんて素敵なんだ!と思われることは、単純に嬉しい。
たまには、日頃、接している人以外にも、自分のやっていることを見てもらって、感想を聞くって大事なのですね。
自分にとっても。相手にとっても。それが、気づき合う喜びなのでしょう。

 
 

歩く旅。

映画「ゼロ・グラビティ」、周囲の評価がなかなか良かったので、
年末から見たいな〜と思って、昨日、見てきました!

3D映画を見るなら、断然、IMAXデジタルシアターだ。
IMAXデジタルシアター >>> (越えられない壁) >>> その他の3D映画館…
それぐらいの違いがある。

兄貴から、そんなことを伝えられ、IMAXデジタルシアターを探す。
ユナイテッド・シネマとしまえんに決定。
映画の感想は他レビューにおまかせするとして、
そこから、キ・カンパニーさんにお呼ばれした新年会に参加すべく、
徒歩で西台駅まで歩くことを決意。約1時間。

今まで歩いたことのない道を歩くのは楽しい。
もくもくと歩くことで、自身が研ぎすまされる。
もくもくと歩くことは、旅に等しい。

持論であるが、旅行と旅は異なる。
どこどこへいって、なになにをする、という明確な目的があるのが、旅行。
それでは、旅は?

明確ではない、なんとなくな行き先にむかう、まさにむかっている、
その途中こそが、旅、なのだ。
だから、ここで終点だ!と感じた時点で、旅は終わってしまう。

ヒートテックを重ね着してたから、歩き続けると、内側がホット、汗ばむ。
汗をかくって、旅の途中、いや、まさに “旅” な感じがしていいじゃないか。
都内でも、知らない道をひたすら歩き続けることで旅を体感する。旅費、浮いた!

 
 

THE COLTS。

高校生の時、良く聴いていた、THE COLTS
第二期の囚人服を着て、アメリカン・オールド・カントリー・サーカス・スタイル、
なのか、なんなのかはわかりませんが、とても、とても好きでした。

なぜだか旅情を感じる曲が多く、STEEDという中古アメリカンバイクにまたがり、
一人ツーリングで日本を回りながら、THE COLTS と共に旅をする。

東京を出たら、ここぞというばかりに、大声で歌うわけなんだけど、
ちょっとした信号待ちで、となりにとまった車、中には男女2ペア、
の方々と目が合ったりした時には、恥ずかしくて、恥ずかしくて、小声になったりした。

それでも歌い続ける。
下手くそな歌を唄い続ける。
気持ちが良くなるから、気持ちも一緒にのせていく。

 
 

サブカルで食う。

今さらながらに、大槻ケンヂさんの「サブカルで食う」を読む。
どうしようもない劣等感や悩み続ける状況。開き直るのではなく、どう生かすか。イカす!
そして、継続。なにを、なぜ、表現し続けるのですか。あなた様は。
イコール生き甲斐になるんであれば、もうこの上ない。今日を、明日を楽しもう。

お金はほしいよ。そりゃあほしい。でもそれを、人生の優先順位トップ1にするのは切ない。
人を蹴落としたり、人を騙すに近い(中抜きとかね)ことをやってるんじゃ、人に向けた表現者として本末転倒。
トップ1にするんであれば、バンバン回して稼げる業界にいった方がいい。
2014年現在において、デザイン業界は、めちゃくちゃ稼ぎたい!野心の方は、鼻息荒く入ってくるべきではないと。

かといって、先が暗いとはまったくもって感じてなく、
むしろ、もっともっと開拓できる業界だからこそ、面白いし、やりがいを感じるのだ。
たまらんね。あせらず、コツコツとやっていきますよ。素敵な日々を。
今日を楽しめない奴に 明日なんて来やしないのさ って THE COLTS も歌ってた。

 
 

青山ひかる。

デザイナーたる者、常に新しい情報にアンテナをはらなければならない。
今日は Twitter で見つけた、素晴らしい人物を紹介したいと思う。

その名は、「青山ひかる」さんだ。
http://ameblo.jp/hikaru06kon/(公式ブログ)

特にためらいもせずにリンク先を開いておどろいた方、
いないとは思うが、もしかしたらいるのかもしれない。
ただ、勘違いをしないでほしい。

私がこの方の素晴らしさを感じたのは、目だ。

様々な人に会う。まず目を見る。
ものの数秒、目を見れば、たいていの情報はわかる、わかってしまう。
そう、犬が犬の肛門を嗅ぐように。
目には今まで積みかさねてきた人生を語る、多大なる情報が集約されているのだ。
決して、胸だけを見ていたわけではない。

ちなみに、「青山ひかる」さんの目を見て感じたこと。
個人的にどストライク・大好物な顔立ちである。しかし、深入りすると超危険。
そんなリミッターがぶっ壊れそうな程、男性を惑わす、大きい振り幅をもったアイなのだ。

ブームがきてほしいと感じながら、自分だけのものでいてほしい。
そんな希望の狭間をいったりきたりさせる、素晴らしい人物だと私のアンテナがビンビン受信したのでした。
今、正月だぞ。

 
 

タイムラグ更新。

結構適当です。更新日と更新時間。
はっきり申し上げると、操作しています。

3日間、更新をすっぽかして、
一気に3日分を書いて、
更新日を3日前にさかのぼり、
1日ずつずらして公開し、
毎日更新している感を出す。

あーもう更新しないのかなーって思ったら、気長にまってみて、
ひまでひまでどうしようもない時にまた開いてみてください。
3日分ぐらい、一気に更新されている、はずです。

これからもそんな適当が続くと思います。
義務感が生じると、窮屈になってしまう。

わらってゆるしてほしい。
新年早々のお願いです。

 
 

年賀状。

グラフィックデザイナーとして、
人と交わう紙媒体のツールは本腰を入れなきゃならない。
そして、年賀状は一年の中でも、
グッと力を入れたい、入れなければならないツールなのです。

基本、デザインを行う上で、
なぜそのデザインが必要か、クライアントさまの目的を汲み取ることが必要となってくるのですが、
自分自身が制作する年賀状の場合、自分自身で目的を定める必要があるのです。
そんじゃあ、その目的は? 僕は「新年の抱負」にしています。

「新年の抱負」(後日、改めて発信します)を形にした後、入稿、自宅に納品。
納品した年賀状に、自宅プリンターで送り先の住所を印刷。
料金別納郵便なので、そのまま郵便局に持っていけば、送れるのですが、ちょっとまった!!

やはり、手書きの味がほしいじゃあないですか。
こればっかりは、印刷技術がどんなに進んだとしても、
魂の込め具合の嬉しさは追いつかないじゃないのか。
特に女性。女の子の手書きは、もうなんともいえない念が込められております。

僕はクソみたいに字が汚いことで有名なのですが、
年賀状を送る時は、一通一通、手書きメッセージを書くようにしています。
ここで、気づいたことが。
仲の良い・気をつかわない相手ほど、伝えたいメッセージが湧く湧く。
まだ知り合ったばかり・緊張する相手ほど、形式ばったメッセージになる。

クソ当たり前のことのようで、そもそも、手書きでメッセージを書いたからこその当たり前の気づき。
この一年を通し、形式ばったメッセージをいい意味でくずせるような、そんな関係性を築く。
そんな一年になるよう、力を重ねていきます。

本年も何卒、よろしくお願いいたします。

永井弘人

 
 

キラキラ。

2013年。流行のキラキラネーム。第2位。
「黄熊」。読みを「ぷう」という。

これは実にキラキラだ。
他の上位にも、ディズニー関連の名前が入っていたが、
ディズニー好き = キラキラネームをつけたがる = DQN系統 ということなのか。

そんな名前をつけてかわいそう!
周囲は言うかもしれない。

しかし、DQN系統から生まれた子供は、
その両親の遺伝子を持って生まれてくるわけで、
以外と、というか、普通に自分の名前を喜ぶんじゃないんだろうか。

2013年、最後の更新は、
好き勝手な想像でキラキラとさせて締めくくらせていただきます。
来年もよろしくお願いいたします。

永井弘人

 
 

ロゴ。

ロゴストックの遠島さんと話す。
渋谷の桜丘カフェにて。

この桜丘カフェ。
とても雰囲気がいいのだが、こういうとこで残念なのが、
「ボク、こんないい場所で働いてるんですよ〜」的な店員さん。
バレないぐらいの上から目線で、注文を取ったり、水を入れてきたり。
少しばかりメジャーになったお店はキワドイですね。態度が気になる。
どんな状況になっても、謙虚にいきましょう。謙虚に。

それはそうと、常日頃、ロゴをリサーチし、レビューしている遠島さん。
以前、自分がインタビューを受けたので、今回は作り手ではない視点で、
ロゴに対する考えをぜひとも聞いてみたい、とお呼びしたわけです。

────────────────────────────────────
Q. 今後どのようなロゴが流行ると予想していますか??

競合サービスが多い業態内、スタートアップの段階で、
「どういった違いが見せられるか」「今までのイメージと真逆にいけるか」
といった、意識して差別化を図ったロゴマーク(例)が流行ると思います。

────────────────────────────────────
Q. 遠島さんにとって、ロゴとは??

ロゴを見て、ウキウキしたり、ワクワクしたり。
見方を変えることで、印象が変わる。
時代と共に、見え方が変わる。

ロゴとは、「一生、楽しめるもの」。

────────────────────────────────────
この「一生、楽しめるもの」には、エクスタシーを感じた。
気持ちよくて、思わずクラクラしてしまったよ。
作り手からは、あまり出てこないメッセージなのではなかろうか。

渋谷のど真ん中でエクスタシー。
言葉で昇天できる、そんな自分で、一生、楽しもう。
ムズムズする股間をおさえながら、帰りの山手線に乗り込んだ。

 
 

バックアップ。

先ほど、WordPressの更新をかけたら、
途中でとまってしまって、
対処法を調べたら、
「.maintenance」ってファイルを消せば良いって書いてあったから、消したんだけど、
そしたら、ページ自体が表示されなくなって、
無性に腹が立って、無駄に爽快な空にも腹が立って、外に飛び出た。

PC、オンライン上ではとんでもないトラブルが起きてんだけど、
外の世界は何一つ変わっていない。小さい。

冷静さを取り戻し、めんどくせー!くさそー!と思っていた手動アップグレードに挑戦。
色んなサイトを見まくりましたが、ココの手順が自分的にはわかりやすく、めちゃんこ助かりました。
まさに1時間前の出来事なので、今正常に見れているこのページも、そのページのおかげです。
ありがとうございます。

何事も冷静さが大切ですよね。
んなことわかっているんだけど、気持ちが持ってかれそうな時は、
一度むりやり身体を外に出しちゃうことをオススメします。今回の件。

 
 

高円寺。

高円寺にて健太郎さんと会う。大学テニスサークルの先輩。
テニスはまったくもってやらない。二人とも。
今は小学校の先生をやっている。

コースはいつものコース。
態度の悪い(でもそれがいい)沖縄居酒屋「抱瓶」から、
女性二人組のお客さんばかりでウキウキなシャレオツ「Yonchome Cafe」。
ここで1年を振り返り、来年の抱負を語るわけだ。

という話はともかく、高円寺駅改札前で合流する前、
近くのバス停で、コンビニおにぎりを一粒ずつむしって食べている女の人がいた。
それはもう、色々と聞き出したかったが、寒いので素通りした。
具のところはどうすんだ。

高円寺は夢を追いかけ、まだまだ追いつかない、
追いつけない理由を語り合う人が多い。気がする。
それはそれでいい。なによりもファッションがいい。

ザ・古着屋から買ってきたと思われる、
何系ファッション。ボクは好きだ。たまらない。
己の道をいきながら、おさえるとこはおさえる。
とりとめもないこの文章も、高円寺であればゆるされる。

サブカルを目指すものとして、
この街をたまーに眺め、奥底にあるニーズを探るんだ。
あいもかわらず、てんやは美味かった。

 
 

地方にて。

打ち合わせにて、福岡にいってました。

地方に行くたんびに思うのですが、
その土地土地にいる若い女性は、
旅情を感じた上なのか、何割増しかでかわいく見えます。

かわいく見えるだけで、
どうこうするもんでもないのですが、
道なんかきかれたらどーしよ!
お前が旅人だろう、ってことも忘れて妄想するのです。

電車を待つ時間。
その一人遊びこそ、明日につながるイマジネーション。

 
 

おくりもの。

お土産で、どこどこに行ってきました、
ご当地お菓子をさりげなく渡せる人は素敵だと思います。

プレゼントで、相手の心の中で欲しがってたものをストライク!
気持ちよく当てることができる人は素晴らしいと思います。

照れはどうしても生じる。

頭に思い浮かんだ、ひょっとしたらこうした方がいいかも、
はすべて実行した方がいいのでしょう。

予想外のおくりものこそ、
デザインに近い活力となるのですから。

 
 

飲み会の後。

一番いいのは、飲み会の後だよね。
合コンの後でいうのなら、反省会にあたる時間かな。

適当なコーヒー屋になだれ込んで、
生きてく上で、まったく無意味な話をする。
とっても有意義なのです。

この時間のために、さっきの飲みの時間があったんじゃないかと思うほど。
いい塩梅のアルコールを取り入れ、あたためておく。
そんな土壌づくりですよ。

そう考えると。
どれもこれも良かったんじゃないか。

一人で帰る、帰り道。
あん時はああ返すべきだった……と反省しつつ、
健康無視した缶コーヒーに口をつければ、ま、いっか。
と思える自分。

そんな自分が嫌いになるわけ、ないんですよ。
なんだか、きもちわるくて、きもちいい。

 
 

今、飲み会。

この時期って飲み会が多いですよね。

大学生の時からそーだったんですけど、
飲み会中、周りがやんや盛り上がっている時。
自分以外の景色がモノクロになって、
突然、虚無感を感じるんです。

あー、結局、人間は一人なんだな。なんて。

すると、別卓で、まったく関係ないグループの中に、
自分と同じようなことを感じている人と目が合ったりして。
実際はわかんないですよ。
でも、目が合ったりすると、会釈したりする。

一人なんだけど、感覚が同じ人はいるんだな、
とシミジミ思ったりするわけです。飲み会中に。
周りはやんや盛り上がっているのにね。

その思考は全く変わっていないんだけど、
そんな自分が嫌いなわけじゃないんですよ。

 
 

時代性。

十年以上前に完成した商店街は、
時代が新しくなるにつれ、どうしても古くささを感じてしまう。
一方、最近できた商店街は、流行・トレンドなども取り入れ、
今っぽい雰囲気をにおわすことに成功している。

流行、廃り。

元のサービスがどれだけ良くても、
パッと入り込める間口、時代性にある程度合わせること。
それは、元々の味をぶっ壊して、0からつくり始めるのではなく、
提供するサービスの良さを吸い上げ、時代性と練り込むこと。

長年生き残ってきたには理由があるはずだ。
その理由を現代に合わせ、具現化するデザイン。

最新の流行を取り入れた競合に勝つ、
というより、異なる良さを見せることが、
これからも生き残り、成長していく秘訣なのではなかろうか。

 
 

新宿三丁目。

オシャレスポット、新宿三丁目。
ブルックリンパーラーは激込み。
アボガドメインのご飯処に行くよ。

タランティーノ監督。
ツタヤでジャンゴ。復讐劇。
復讐というは、学生時代から最近に至るまで、
自分の中での成長のキーワードだった。
しかし、今は段々と薄れてきているのだろうか。
ふ〜ん、という感じで見てしまった。

バァンバァンバァンバァンバァン。
銃器で撃ち合うシーン。

人込みの多さと人とやり合う多さ。
1:1 をもっと掘り下げることで、ドラマは生まれる。
ババァーン!

 
 

カフェモカ。

吉祥寺のカフェに行ったんだ。
箱守くん(音と歌をやってる人)と一緒に。
夜中23時をまわっていた。

箱守くんはお酒が飲めないから、
僕もそんなに飲めないから、
2人でカフェモカを頼んだ。

ふわっふわのカフェモカが出てきた。
チョコソースが、こう、クロスしてかかってる。
くちびるをとがらし、ズズッと表面のあわをすう。
なんともやさしい味わい。

店内は無垢の白木に白い壁。
テーブルの上には、スタッフの手書きメッセージ。
お待たせしちゃうこともあるかもしれません。
でも、愛情こめてます。心地よい。

トイレに入る。
店内同様、清潔感があふれ、アメニティもしっかり。
いい感じ、いい感じ。
立ちションのため、様式トイレの上ぶたをあげる。

!!!!!!!!!!!!!!!!!

な、なんだこれは!!
本来、トイレの水がはっているところが、
あわ…あわだ!ふわっふわのあわ!
まさにさっきの………カフェモカ!!

帰り道、箱守くんと、
さっき飲んだカフェモカ、まさかトイレのあわじゃないよね!
とても最低で下品な会話をしつつ、ゲラゲラ笑いあう。

高校時代から僕たちは、
なにも成長していないことに、ほっとしたんだ。

 
 

キャラづくり。

髪を短かくしている時に、美容師のお姉さんが、
ふなっしーっているじゃないですか?
あれって別にゆるくないですよね?

と、突然、切り出した。

ふなっしーがゆるキャラなのかどうかはわからない。
ただ、メディアに出過ぎることで、マイナー・ご当地…
という印象面のゆるさがなくなってしまうことは確かにあるのだろう。

ところで高校時代、むさい男子校内。
影のうすい者たちが休み時間に集まり、毎日のように会議をしていた。
それは、「キャラづくり」について。

勉強できなく、運動できなく、かといってチャラくもない者たち。
特徴がない、という特徴の持ち主の集まり。
無理やりでも何かしらで目立ちたい、
という欲求を叶える、キャラづくりのための会議。

私は少し破廉恥な漫画を描き続け、
図書室で見知らぬ学生から声をかけられる(もちろん男だ)というポジションで成功した。
友人Sは、ファイナルファイトに出てくるような角材で自分の脛を叩き続ける、
というキャラを目指し、赤くなる脛を獲得した。

誰も狙ってないポジションって、誰も狙ってないからこそ、
むずかしく、おもしろいですね!
 
 

本日のアトオシとは
「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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