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好きに生きている。

犬を風呂に入れたら、もずくみたいになった。
ふるえる、もずく。

風呂から出して、風邪をひかないよう、念入りにふく。
解放すると、布地に頭をゴリゴリおしつけ、自分でもふいている。
突然、何もない所へダッシュ。
風呂上りの犬は、テンションが高い。

きづくと、ウンチして、寝た。
ごくろうさん。

 
 

ほんわか系。

校正刷りの立会い。
刷り見本を、高い簡易イスに座って待っている。
印刷所のスタッフ、おばさんとメガネをかけたほんわか系お姉さん。

ちょっといい?
はい、なんでしょう??
今、インタビュー受けてほしいんだけど…
え!? なんのですか??
採用募集に載せる記事のインタビューよ。
なるほど〜。
もうリクルートの人きてるから。10分くらいお願いね!
え!? 今からですか!??

そのやり取りを目の前で見ている。
いや、正しくは、「一瞬で心をつかむ できる人の文章術」という本を読みながら、
いや、読むふりをしながら、会話に思いっきり聞き耳を立てている。

インタビューがはじまる。
爽やかリクルート野郎がユーモラスなことを言う度、
ほんわか系お姉さんが、うふふ、と笑う。
つられて、僕も、うふふ、と笑う。

メガネをかけていて、印刷所で働いている、
というだけで、喫茶店でコーヒー2杯は軽くいけそうだ。
慣れない受け答えをしている、照れの仕草もバッチリ。

おかげで本の内容があまりにも入ってこなかったから、
帰りの電車で同じところを読んだよ。
そして今、ちょっとだけ、文章術を試している。

 
 

スケールを突破。

今日やっていること。
日々やっていること。
丁寧に人と接すること。
信念にもとづき行動すること。

それらは本当に意味があるのか?
もし意味があったとしても、
自分が生きている時間の中だけじゃないか?

全然そんなこと想ってないのだけど、
ふと立ち止まった瞬間になだれ込んでくる複雑な気持ち。

を。消し飛ばしてくれるスケールの映画。
クラウド アトラス

その行動一つ一つが、悠久の時を超え、意味を成す。
感動とともに、なんだか、ほっとした。あれもこれも意味があるよ!

って、気持ちに包まれたい方は、3時間集中して見てみてください。
ジャンルは一応SFでしょうか。いやはやノンジャンル。オモシロイ。
黒髪ショート好きな人にもオススメ。年末にゼヒゼヒ。
 
 

情報。

作業をしながら、流して聞いていたJ-wave。
DJみそしるとMCごはん、を知った。
食をテーマに、ゆるゆるな楽曲に合わせ、これまたゆるゆるな声が重なる。
本日のおすすめ、マカロニグラタン

コアなアーティストや開催中のイベント。
ここまで生の情報が知れる、ラジオというメディアはとても優れていると感じる。
月並みだけど。

小学生の頃。
赤坂康彦のミリオンナイツという、TOKYO FMの番組によくFAXを投稿していた。
テスト用紙に落書きをしていたら、そのまま回収されてしまった…
そんなくだらない内容が読まれ、番組ステッカーが送られてくると、天にも舞い上がる、嬉しい気持ち。

一人暮らしの時。
ラジオのパーソテリティが語る言葉に、ツッコミを入れたりして、
あぶない会話を成立させていた。

聴覚のみの縛りゆえ、残された四感をフル稼動できるレディオ。
何かしながら、聴きながら、プラスαの要素をいただきます。

 
 

負け。

コンペで負けた。
仕事の合間を縫って挑戦した。
疲れが溢れ、じんましんを出しながら挑んだ。
が、結果負けた。

通常の仕事は、依頼を経て、進める。
互いにある程度の信頼をおいているので、関わりが長い程スムーズにいく。
もちろんいいことだ。

コンペは0から始まる戦い。
互いの情報が限られた中で、アウトプットされたものだけで判断される。まさに戦場だ。
その戦場で負けた。

…くやしいっ…くやしいっ…くやしいっ………だが、これでいい。

これは、カイジの劇中セリフ。
久しぶりに賭け事をやり、はっきりと負けを体感した時に出た言葉。
挑戦する心を忘れない。自分への戒め。
むしろ挑戦したからこそ、この感情を味わうことができた。

とはいっても、くやしいもんはくやしいので、夜のコンビニに駆け込む。
甘いもの(クイニーアマン)を買って、客で来ていた可愛い子を見て、デザイナー友人に電話したらすぐに復活した。

単純でよかった。
ちがう形でぶっこんでいこう。

 
 

お金とは。

なんかのテレビ。
あなたにとって、お金とは?
問いに対し、各著名人が答える。

可能性。
いい経験を得るためのもの。
若い内には持たん方がいい。

結果を成した人だからこそ、発言できる言葉たち。
モノよりコトを買い、次に生かす。
共通しているのは、そんな感じだろうか。

ふと考える。
自分になってお金とは?

ちょいとネガティブに言えば、追えば追うほど逃げるもの。
= うまくいかなかった恋愛から、何度も学びました。

ポジティブだと、本当にやりたいことを後押しするもの。
= 菓子パンの100円〜120円ではかなり迷うのに、万単位の書体購入には一切迷いがない。
それがより良いデザインを生み出す明確な一因となるのであれば、お金はジャンジャン使いたいと考えている。
…すると、やっぱ経験を得るためのものか。

色々、モンモンと考えていた時に、妻が目の前を通る。聞いてみる。
あなたにとって、お金とは?

ほしい!!

 
 

早々。

結婚式場にてツール制作の打ち合わせ。
可能であれば、新年早々に納品希望とのこと。

なんでも、新年は1年の中で相談されるお客様がかなり多い時期。
年末にプロポーズや両親への挨拶があり、仕事がガッツリ始まる前、つまり、新年早々。
ここでツールがあると響く。

この式場、柱となる物凄い強いイメージをあえて持たず、
お客様が希望されるのイメージによって、どのような色も再現可能とのこと。
主役がどのような方向性を希望されるかは、初回相談のタイミング、
女性の服装を見ればだいたいわかるらしい。

服装。大事ですね。
先日、1年程のお付き合いをしているクライアントさんの元へ行ったところ、
永井さん、1年通して同じような格好ですね!」と言われました。
いっつも黒ジャケットだからでしょうか。

(うおっ気づいていたのか…)と心の中で思いつつ、
「1年通して、地に足つけてます!」という、わけのわからない返しをしてきました。
年末。年越し。勢い良く師走と結ばれよう。

 
 

こうせい。

性格診断、なんてテストがありますが、
赤字の入れ方でだいたいの性格がわかります。
なぐり書きだったり、PDFの向きがおかしかったり、
一言、「なんども、なんども、すいません(汗)」って書いてあったり。

意思疎通がなかなかできなかった時、お互いにあやまり合う関係。
そんな意識を持ち続けると、ストレスなく日々過ごるのでしょうか。

Mなんで、逆境に対する無双であります。
しんどい時は、地獄でなぜ悪いを聴けばいいだけです。
赤字の色は、元気みなぎる、血の色です!

 
 

なとりの梅。

なとりの梅を久しぶりに見つけた。まちおかで。
チャック仕様になっていた。

昔は箱に入ってて、ビニールに入ってて、種つきで。
マンガもファミコンもない、たいくつなおばあちゃんの家。
それでも、なとりの梅は常備されていて。
やることないから、ずっとしゃぶっていた。
種を噛んで、中身も食べた。

しゃぶり過ぎると、口ん中が痛くなる。じんじんと。
なつかしい味とたいくつさを感じる痛み。

種を噛まずに捨てたのは、大人になってしまったからなのか。
それでも、総じてわるくない。

 
 

ペラペラ。

久しぶりにあった人に、太った?と言われた。
ろくに運動せずに過ごしていると、やはり身体に表れるのか。

いつも飲んでいる缶コーヒーをヘルシアコーヒーに変えてみるか。
痩せて、目指すはパラッパラッパー
キック!パンチ!チョップ!ブロック!

教えて!タマネギ先生。
あとはヘルシアにおまかせです。

 
 

素敵なパワー。

追いつめられると、普段は出てない力が出る。

ありゃなんだ。

事務所から幡ヶ谷駅まで普通に歩くと、6〜7分かかるのだけど、
今日遅刻しそうになって、
刃物を持った変態に追われるイメージで走り、2分くらいで行けた。

心臓バクバク。

あの力をダラダラとvipper速報なんか見てしまう、
深夜さしかかり時間に爆発できたら、なんて素敵なのでしょう。
なんて喜ばしいのでしょう。

素敵なときってのは、たまにあるから価値が高まるのであって、
つまりは、このままでいいかと思うわけです。
少なくとも年内は。

 
 

ローション。

delightfull tool のTさんに聞いた、おすすめのローション。
ローション、ときいてどんな想像したか。ペペか。
やらしいのNO!靴用だよ。ウォーリークリームエッセンシャル。

街中を歩く時、やはり気になる。特に電車の中、向かいの席。
8人掛けの足元をざっと見るけど、本当に気を使ってそうなのは一割ぐらい。
足下から発せられる、清潔感、信頼感。

撮影の合間に磨いてもらいました。
みるみる内に魅力、沸き立つ。自分、手入れを怠っていたな…と痛感。
その時使っていた、おすすめ靴用ローションの名前を聞いたわけです。

ウォーリークリームエッセンシャル
家に戻り、早速 Amazon で購入。ペペと共に。
魅力、沸き立たせます。

 
 

皮。

冬場は乾燥する。
私はO型なので、常に手元の何かを無意識に触っている。
それが、はがれかけの皮、なのだ。

一年を通し、今の季節、特に手元の乾燥がすごい。
冬場は皮カリカリ。

ハンドクリームを塗る対処ももちろんあるのだが、
あのベタつくクリームを塗った直後、手元操作で行えることって限られちゃう。
ぬるぬるぬめぬめ、皮カリカリ。

そのササクレが、指先からはなればなれになるまで。
ずっと、ずっと、ふれていたい。

 
 

も。

ワンランク上のポッキーを食べた。
やや太めの棒に、ぼったりとしたチョコがコーティングされたポッキー。

その名はミディ。
一箱に4本 × 3袋、計12本。

通常のポッキーと比べると、
12本「しか」入っていないイメージであるが、こう考える。
12本「も」入っているのだ。

しか、ではなく、も。
これは制作時間にも応用できる。
3日間しかない、のではなく、3日間もある。

それもこれも、
iPod nano の音量マイナスボタンが壊れ、
プラスしか押せなくなったからだ。
常に前向きに考えざるを得ない。

もう、も、の連続・連打。
ももももももももももも。

 
 

東京ひなたぼっこ。

日頃室内に引きこもっている率が高いので、
陽にあたるだけで、私の充電ゲージはたまっていく。
休日、できれば平日でも、天気の良い日はこれでもか、
というくらい、ひなたぼっこをしたい。

ところで、都内はひなたぼっこできる場所が、
とても限られているのではなかろうか。
ひなたぼっこの定義とはなんぞや、といわれてしまえば悩ましいが、
ひなたぼっこベスト状態は自分の中でこうだ。

01. 陽があたっている。 → もちろん!
02. ベンチがある。 → 座りたい。
03. 自販機が近い。 → 缶コーヒーがかかせない。
04. トイレが近い。 → ロングタイムにそなえる。
05. 大通り沿いではない。 → 車が激しく通るエリアは落ち着かない。
06. 長居しても人目が気にならない。 → こちらは1人で放心している。
07. 携帯を忘れる。 → 心のリモコン。

以上の条件をクリアした、都心からわりとすぐに行ける場所は限られている、と感じるのだ。
街中を歩いている時にそんな場所を偶然見つけると、たなぼた気分。
回復の泉。東京ひなたぼっこ。

 
 

ほうじ茶の術。

ほうじ茶が好きで、パックを大量に買い置きしている。
これを飲むと、温泉宿に着いたばかりの一息、を味わえる。

ほうじ茶といえば、人形町にある森乃園。ほうじ茶ソフトが有名。
店前にあるタダ茶を飲みながら、ブブブとソフトクリームにすいつく。

実在の雰囲気の中に身をおくか、
イメージした雰囲気の中に身をおくか。

あれもこれもとむずかしい日常だからこそ、
軽くトリップできる術をおぼえておく。

いろいろ重なる事象にたいし、のらりくらりとやっていくには、
そういった自分ならではの術があってもいいじゃあないか。

 
 

必勝法。

永井君。必ず勝てる、必勝法、教えようか?

前会社、玄関にあるダイドー自販機の前。
社長との会話。

同期で入ったデザイナーとの差。
うまく仕事を回せない苛立ち。
金銭的余裕のなさ。

そんな状況を察していたかどうかはわからないが、
社長は、必勝法、とやらを切り出した。

ぜ、ぜひ、教えてください!

…それはね……勝つまで戦い続けることだよ。

妙に納得したことを鮮明に覚えている。
まさに、SEAMOのContinue

戦う相手は誰だ?
あの時、バカにしてきたアイツと、
あの時、見向きもしてこなかった可愛いアイツと、
アイツとアイツとアイツとアイツとアイツと…自分か。
 
 

第二の心臓。

ふくらはぎをもみなさい、って書店の平置きに言われた。
第二の心臓らしい。

それはそうと、もむ、という行為について考えたい。
やはり、おっぱい、を想像してしまうのは、なんとも悲しいかな。
それ以外にも、もむ、から連想されること。
たくさんあるだろうに。

……………まったくもって出てこない。
ゆいいつ、モミの木が出てきたが、それはまた別の話。

季節はもうクリスマス。
来年のクリスマスぐらいには、色々連想されているかな。

あっ、ふくらはぎ。

 
 

余韻。

空間に集中する。
六義園での紅葉。

写真を撮りたい気持ちを抑えて、
今いる空間に集中する。

写真撮るモードに入ると、
脳みそが、癒し〜、から、いい絵を撮ろう、
という方へ引っぱられる。

誰かを写す、もしくは、誰かと共に写る、
思い出決定打的写真はわかるから、そういうのはパシッと撮りつつ、
いつ見返すかわからない風景写真は撮らずに風景に集中。

癒し時間・空間の余韻を脳みそに残す。
記憶のビジュアルにするのです。

 
 

「本日のアトオシ」 補足説明

ロゴマーク紹介サイト「ロゴストック」さんに、永井弘人のインタビューが掲載されました。

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◎ ロゴストックについて
ロゴストックでは、強力な武器と成り得る、意思の詰まったカッコいい「ロゴ」を取り上げていくことで、
ロゴデザインの重要性を訴えていくとともに、ロゴデザイナーにはインスピレーションを、
ロゴをつくりたい・つくってほしい人にはそのヒントを、それぞれ与えていくことを究極の目的としています。

◎ インタビュー掲載ページ「人をアトオシするブランドをデザイン 永井弘人
ロゴマークを制作する際の、デザインコンセプトの見出し方、
コンセプトを具現化していく流れを中心にお話しさせていただきました。
これから、初めて「デザインを取り入れよう」「デザインを身につけよう」とする方にご覧いただき、
より具体的に、その一歩を踏み出す参考となれば幸いです。

────────────────────────────────────
もしかすると、ロゴストックさんを見てから、こちらのページに初めて流れついた方もいるかもしれません。
今ご覧いただいている、「本日のアトオシ」の詳細説明・コンセプトは コチラ を読んでいただけると嬉しいです。

デザイナー、というと、良くオシャレな雰囲気をビンビンに発して、スッと小粋なことをささやく。
イメージがあると(ないか)思われますが、そういった、デザイナー特有の雰囲気の真逆、素のままをいこう。
そして、デザインってなのが、もっと身近に感じてもらえると嬉しいな。
というイメージで、日常って素敵!を再認識してもらえるよう、つらつらと好き勝手なことを書いています。

だから、Facebook での自分の見せ方は、本ページへの前フリだったりします。
知り合いが見ていると気ぃ使っちゃうから、誰が見てるか、誰に見てもらえるかとか関係なく書いてます。
Analytics も、なるべく見ません。なるべく。

「本日のアトオシ」興味出てきた!って特殊な方がいましたら、
毎日更新をたま〜に心がけていますが、平気で2〜3日すっぽかしたりするので、
暇で暇でやることがないタイミングとかに、頭を空っぽにして眺めてみてください。
そして、無駄な時間を過ごした、と感じてください。その時に。

「この感じ、きらいじゃない。(=なんかいいかも)」って思える、ブログのようなページを目指して。

永井弘人

 
 

土曜の朝。

脳の中に蓄積された、「この感じ、きらいじゃない。」ってのをたまに引っぱり出す。
まっすぐ考えると、ヘコみそうなことも笑けてくる。前向きに。

土曜の朝になると、記憶が引っぱり出されるわけです。
数少ない友人と馬鹿さわいで、なんの意味もない話しをしまっくった徹夜あけ。
頭の痛さをこらえながら、皆で駅前のドトールに入ります。
天気はむちゃくちゃ良いです。快晴。

一番安い、モーニングサンドをほおばりながら、ボーとする。
疲れがたまっているからか、誰も何も話しません。
周りをチラと見ると、パリッとしたおっさんが読書しています。
有意義な朝なんだろうな、それに比べてオレたちはなんなんだろうな…
…と、そこまで真剣に悩んでもいないことを頭に浮かべる土曜朝!

この感じ、きらいじゃない。

本日は普通に起きました。

 
 

メイク。

「180度イメージが変わるメイク術」がテレビで特集されていた。

専門学校の文化祭で女装をした経験がある。
メイクをしている自分を誰かに見てほしい、という気持ち。
イベントが終わっても、しばらくメイクを落とさなかった。

私はともかく、もともとすっぴんでキレイな女性が、
なぜ化粧をしなければならないのか、という純粋な疑問を感じていた大学生。
テニスサークル、容姿端麗(性格も◎)な一つ上の先輩。アキコさん。
出てくるメニューが差し替わる、夜のプロントにて、そんな疑問を投げてみた。

お化粧がうまくいくと、ヨシ!今日もいい一日がすごせそう!
そういう気持ちになるの。気分をもり上げる、そういう役目もあるのかな。

なるほど。外側を整えながら、実は内面の気持ちもメイクしていたのか。
なるほど。なるほど。

街で見かけるキレイな女性は、人生を思いっきりエンジョイしてそうに見える。
そう見えるのも。見えないところで、絶え間ない努力をしているのだろう。と信じている。

 
 

モコモコ。

いよいよ足もとが寒くなってきたので、電気ストーブを取り出した。
ファーという音と共に、温風が足下をなでる。

前職時代、白山に住んでいた。
アパートの1階。
部屋が寒くてしょうがない。
何より、床が冷たい。
外の地面と全く変わらない。
靴を履いている分、外にいる時の方が暖かく感じられたほどだ。

つま先立ちで部屋の中をピョンピョンと歩くのだが、
床についたほんの少しの足裏面積から僕の体温は奪われる。
これはかなわない、ということで近くにあったローソンストア100からスリッパを買ってくる。
履く。さすが100円ということで、薄い底面はあまり役に立たなかった。

翌週。僕は女の子が履くような、モコモコとしたうすクリーム色のスリッパは履いていた。
ぬくもりを優先に購入してきたのだ。
外出先から戻ってくると、まだ見慣れないモコモコスリッパが玄関に置いてあるもんだから、
ひょっとして女の子が遊びにきている?錯覚によくおちいった。

笹塚駅のITS’DEMO
モコモコスリッパを履いてそうな女の子が集まる雰囲気。
店前を通るたび、こう思う。モコモコ、モコモコしたい。

 
 

超合理的 しょうが焼き定食

あるお客さんが、先日、初めてユニクロに行ったという。
いやぁー、すごい品揃えで驚きました!
ユニクロといえば、超合理的。
合理的 = むだなく能率的であるさま(goo辞書)

この、無駄なく能率的であるさま、に「超」がつくのだから、
それはもう、とことん合理的なのだろう。
僕の中で超合理的といえば、(共感される方も多いと思うが)しょうが焼き定食である。

豚肉と玉ねぎとタレが絡み合うおかず。
定食なので、もちろんご飯がつく。
おかずとご飯を、ワンツー、ワンツー、とリズミカルに食べる様。
時間がない中、食の楽しみとスタミナ感を十分に味わせてくれる。
様々な良さが凝縮されているのである。超。

超合理的 しょうが焼き定食
超合理的 日高屋
超合理的 ピンクサロン

そういえば、友人デザイナーのクライアント、社長さまの発言を思い出した。
「無駄、って素敵ですよね。無駄こそ、いいんですよ。」

 
 

余計なこと。

あたまがつっかれた時には、
糖分とって再起動。

再起動したらしたで、
余計なこと考えちゃうもんだから、
また糖分使ってる。

やらなきゃならないことが重なっている時こそ、
ついつい余計なことを考える。

そこにむかってうまく事が滑り出すのであれば、
5-56のような潤滑油にも成りうるのだろう。

 
 

駆け抜けて。

スマートフォン。いつもはスルスルと素通りする、Yahooニュース。
エンタメページ。思わず目(手)が止まった。

銀杏BOYZからギターとベースが脱退する。
一瞬、驚いたものの…わからないでもないか、という想いで記事を眺める。
銀杏BOYZの前身、GOING STEADY との初めての出会い。
高校生、セブンイレブン、アルバイト先の女の子、大山さん。
大山さんがまとめて貸してくれたおすすめMD!の中に、GOING STEADY がまぎれていた。

まだ日本語パンク、というジャンルを認識していない自分が、
GOING STEADY を聴いた時、耳に残ったのは「銀河鉄道の夜」。
入り込みやすかった曲なのかもしれない。

まともに女の子とつき合っていない状況で、
そんでもって全く取り柄もない状態で聴く。夏の夜に。
こんな切ない感情はいつまで続くのか。
楽しい世界はどこから始まるのか。
本当に始まるのか。

考え続けて、動き続けて、10年以上。
デザインとの出会いがあり、その感情が柔らかくなったかと思いきや、より増してきている。
脱退された2人の真意はわからないけど、
はたから見れば、有名なバンドに属していていーな、的な思い込みとは関係なく、
「今の状況・状態はなんか違う。」という行動の表れだろうか。

動物界で生き残れる種は、唯一。進化し続けるもの。
自分、という存在を見失わず、生き残っていくには、進化し続けるしかない。と考えている。

高校生の時から、あいもかわらず。

 
 

やったほうがいい。

水道橋のサンマルク。
これでもかというぐらい、暖房フル稼動。乾燥。

ワイガヤする学生に囲まれ、
頭ん中に浮かぶ、やるべきことを紙に書き出す。

あ、ちょっといいな、と思った女性が、
スーっと喫煙所に吸いこまれていくと、
なんだか少しさみしい気分。

誠に勝手な想いである。
何を期待するでもない勝手な想い。考え。

これは人を喜ばすことに取っておく。
やるべきことは、目の前にある。

 
 

「笑」の字。

撮影中。
お腹の中をぎゅーとされている緊張感が続き、独特の疲れが出てくる。

本当に独特だ。

合間、合間にワッと気持ちが軽くなる発言。
場を和ませる小粋なトークは、
積み重ねられた技術にはできない、ピリピリムードを緩和させる力を孕む。
必須、ではないけど、必要なもの。ユーモアは偉大な存在だ。

より本性をさらけ出させるための笑い。
スマイル。スマイル。スマイリー。
笑顔、だと、顔以外が置いてかれそうになっちゃうから、
全身つかって、飛び込みましょう。

尻文字、ならぬ、全身文字。
うぶ毛1本1本も酷使して、「笑」の字を書きなぐる。
飛び散ったしぶきは、周囲にも染み込んでいくでしょう。

全身文字をくらえ!
今日は寝ます。

 
 

地味に忘れ物。

忘れ物しました。
地味に。ペンケースを。

忘れ物って、忘れ物をする場を去る時は、
そこまで大事として考えてないから、パッと忘れてしまうのだろうけど、
実際、忘れてみると、そりゃあもうめんどくさい。

忘れた先に、一応、連絡してみる。
届けはありません。見つかったら保管しておきます。

見つかればいいのだけれど、
見つからなかったら、また地味にめんどくさい。
買い直すのか。どうするのか。

忘れたり、無くしたり。
常に大事として考えておくってのはむずかしいけれど、
ふとした時に、あぁ、いつもそばにいてくれてありがとう、
って、持ち物にも感謝を伝えなきゃならんね。

いつも、ありがとうございます。
ペンケースさん。お願いです。出ててきてくださいまし。
名前書いておくのも大事だ。地味に。
 
 

インディーズ。

フリーランスデザイナーと、デザイン会社に在籍するデザイナーとの違いってなんだろう。
例えていうなら、インディーズとメジャーなのだろうか。

Wikipedia「欧米と日本のインディーの違い」より
これらのアーティストはアンダーグラウンドにおいてインディー・レーベルに所属し、その創作活動を続ける場合が多い。これらの背景から、インディーは「メジャーへの踏み台」としてではなく、「ニッチな音楽を志向するアーティストが存在し得る場」として、一つの唯一的な地位を有している。〜 中略 〜 メジャーのアーティストがレコード会社の方針に不満を抱いたり、自由な活動をしたい事から個人事務所等でレーベルを立ち上げてインディーズで活動する者がいる。

音楽業界はまったく詳しくないので、適当にぼんやりとした感覚で話す。

この違い、日頃特に意識して考えることはないが、独立する時にはハッキリとした意志があった。
会社時代に感じた「もっとこうするべき」とか「もっとこうなったらいいのに」とか、
自分の場合は、人と直接やり取りする意味、
自社経営のためではない、グラフィックデザインの優しい力を世の中に証明する、ということ。

朝はゆっくり寝ていたい。なんてのが裏の理由でもありますが、
実際、仕事が重なれば、守ってくれる人がたくさんいる会社時代より徹夜が続くこともあり、それはもう、
平日・土・日・祝・24時間・寝ている時間・うんこしている時間 = 自分の時間 = 全てがデザイン、
という状況になり、でもそれはそれで全く嫌じゃなく、むしろ、疲れ心地良い。

風呂かサウナか。
ぬるま湯にずっと浸かっているより、メリハリのある熱めにザブっと入って、
出た後にマッチを飲む。生きてて良かった。

もちろん、どちらが正しい、ということではなくて、
僕はただ、意志の強い、インディーズであり、サブカルである、そういった立ち位置、
デザイン会社に在籍し続けるデザイナーよりも、しっかりと地に足つけつつ、ピョーンと飛んでいく。
そんなフリーランスで居続けることに意味を、生き甲斐を感じている。

これからもきっとそうだろう。ちがってたら、ごめんなさい。
あれだ、最大の理由は好きな時にチョコパイ食えるってことだ。

 
 

サブカル。

戦慄が走った。最近、割とよく走る。
キュウソネコカミの「サブカル女子」を聴いた。
とてもいいとこついている。素直にそう感じた。

サブカルの世界は、いわゆるJ-POP的な表層世界ではなく、
外れ、裏路地に入った雰囲気を楽しむ集合体なのだろうだけど、
実はその集合体自体が一律となり、サブカルではなくなってしまっている。

状況に満足できなければ、どうするか。

01. とにもかくにもサブカルを続けるか。
02. サブカルの中のサブカルになるか。

どちらではなかろうか。
「01.」の結果、「02.」になることが多いだろう。
「02.」とは、世間から選ばれし者、
つまりはサブカルを語り、発信することに価値が発生する貴重な人。

日々、グネグネと動きのあるカルチャーに対し、
自分自身もグネグネと変動しつつ、サブ的なカルチャーに漂流し続ける。

日本語がめちゃんこおかしいが、そのおかしさも、
けむたい考え方(デザイン業界のスカしたイメージとかとか)に対する??も、
まずはサブカルチャーまでのし上げていく。
 
 

本日のアトオシとは
「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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