1ケ 80円。
もうすぐオープンするうどん屋さんのPOP。
半熟玉子天。半熟玉子をそのまま天ぷらに。
アツアツ。中はトロ〜リ。
これ(POP)をつくっていて思い出した。
某コンビニでの出来事。
昼ご飯を菓子パンだけですまそうとして、
それだけじゃ身体が心配だから、
パックの野菜ジュース飲めば健康保てんだろって、
野菜一日これ一本を手にした時、目に飛び込んできたのが、
「きみは半熟」。
温泉玉子の商品名である。
なぜ、コンビニ内で説教じみたことを言われなければならないのか。
いやしかし。
今も記憶に残っているということは、
それだけメッセージ性の強い玉子だったのだろう。
全てを知り尽くした!と勘違いな、ゆできりパサパサ野郎よりも、
まだまだ僕なんかは…と未熟、半熟、脳みそトロ〜リ野郎の方がいいよね。
そのままだと未熟すぎるから。
アツアツの衣で身を守るのだ。
2013年11月9日 01:12 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
校正ライヴ。
音楽や演劇。
それらは、「まさに今」というライヴ感を持つことが可能だ。
そう、ライヴだ。
ライブではない。ライヴ。ラ・イ・ヴ。
大学生の頃には、よく青春パンクバンドやスカバンドのライヴにいったものだ。
カッコよかった。まさに今、ステージ上で行われている。
そのリアルが、非日常空間を生み出し、場にいる全員が一体となる。
グラフィックデザインで、「まさに今」感を出しまくるライヴはできるか。
基本、デザインの制作過程はコツコツ、シコシコ、シコシコと影でやるもんであって、
あまりそんな姿を人に見せるもんじゃあない、という考えが大前提にある。あってます?
先日、少し書いたのだけど、
リブランディングのためのショップカードと名刺を制作してて、
デザイン確定、本印刷前に校正かける、が、仕様と異なる校正があがってきて、
本印刷をもうスタートしないと納期ヤバイって感じになり、
再度校正を刷って、郵送をかけてもらっても、時間的にマズイ、
ってことで、印刷所内で立会い確認することになりました。
校正ライヴだ。
校正ライヴが始まる。
目の前で校正出てくる!
特色、青みを強くできますか!
これでどうでしょう!
おぉ!活版部分もうちょい強めに!
ググッと!いきました!
パーペキ!スタンディング!
ヲーオ!(ヲーオ!)
ヲーオ!(ヲーオ!)…
デザインに関わる事象、全てをエンターテインメントに。
そんなことを日々考えている。
2013年11月7日 01:44 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
職人さん。
あんたがやれっていったんだろ!
これは映画アウトレイジの劇中セリフである。
数年前。まだ、この世界の酸いも甘いもわからなかった時。
(今もまだまだ、予測不能なことが多い。というか、そればかり。)
当時の職場で、デザインが確定した名札製作を外注依頼。
仕様を記載し、オープン日に間に合うかどうかの確認を依頼先に取る。
「間に合います。」とのこと。上司、クライアントの方に伝える。入稿。
入稿翌日。「やはり、その仕様だと間に合いません。」との連絡が。
をぉーーーーー!と思いながら、上司に相談。
それは向こうが間に合うっていったんだから、間に合わせてもらわなきゃ。
なんとしてでも!かなり強めに言った方がいいよ。
すぐに電話。
相手は、営業の方ではない。実際に製作する職人さんだ。
となりに上司がいる中で強めに言う。
お願いしますよ!間に合うって言ったじゃないですか!!
翌日、職人さんから一通のメールが。
「今回の件は間に合わせます。ただ、もうお宅とは一切、取引しません。」
をぉーーーーー!と思いながら、また同じ上司に相談。
なんでそんなに強く言ったんだ!相手は職人さんだぞ!!
あんたがやれっていったんだろ!
当時はそんな風に感じていましたが、これはとてもいい経験でした。
現在、印刷会社やグッズ製作等の職人さんとやり取りする時は、まずリスペクト。
なにが起きても。
仕様と違う校正があがってきても、リスペクト。
怒ったり、強く出ることは目的じゃない。
共に良いものをつくること。
お互い、気持ちよく仕事をすること。
アウトレイジのセリフを聞く度、思い返す。
とても大切なことがあるのだ。
2013年11月5日 23:54 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
肉か米。
刺激を求め、東京デザイナーズウィークへ。
ぐるぐる周って、色々と観察。
一番印象に残ったのは、ニットで制作されたワークコート「KNITOLOGY」。
自分、デザインしてます!的な物や人が溢れる中、一歩引いた感じでひっそりと存在。
暮らしによりそうユニフォームを目指した、という、美しいカッティングラインからは、
いやらしさを感じさせない、なまめかしさが放たれていた。
ずっと近くにいたい女性とは。
お洒落に可愛い服を着こなすよりも、
こういった繊細なライン、それを良いと感じ、取り入れる勇気を持つ女性。か。
属に言う、可愛い女性は、確かに可愛いのだけれど、色々と危険な匂いがするものだ。
ジャンクフードは美味しい。しかし、取り入れ過ぎると身体に支障を来たす。
毎日肉は食えないけど、白米は食える。食いたい。
そう、私は日本人なのである。
お金のない人が肉を焼いている匂いをオカズにして、白米をむしゃむしゃ食べる、という話し。
その感覚だ。その感覚を研ぎ澄ましていく。
00:57 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
喜怒哀楽。
名刺の制作を行っている。
そこに登場する喜怒哀楽の表現について考えてみた。
「怒」「哀」は何となくわかるのだが、
「喜」「楽」の違い、は何だろうか。
喜びは、うれしい、にこやかな感じ。
楽しみは、うきゃー!みたいな、オシッコちびっちゃうぐらいの感じ。
これを妻に話したら、逆じゃないの?
喜びは、突如現れた、めちゃくちゃ嬉しい出来事、
楽しみは、なんだか楽しいね〜、優しい雰囲気。
まあ、でも。
喜びでも楽しみでも。
オシッコちびっちゃうぐらいの感情の盛り上がりは、
誰かと分かち合わないと生まれない。
あっぶねー、ジーパンでまだ良かったよ。
カーキ色のパンツだったら終わってた。
笑い過ぎて、ちびっていた。
小学生。社会科見学。バスの移動中。
友だちが披露した、先生の理不尽なセリフシリーズを見た、その瞬間。
2013年11月4日 01:03 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
運。
フリーのコーダーの方と話した。
今、食えているのは、数ある運(ラッキー)が重なったこと。
いやあ、ホント、ラッキーだったな。と。
僕はこう思う。
何事もラッキーだと感じ取れる、その前向きな性格が、次の運を呼び込めていると…。
そういえば、ラッキーで思い出した。
小学校の、たしか世田谷の経堂小学校だっけな、
そこの同級生がお金持ちで、ラッキーというコリー犬を飼っていた。
高そうな一軒家に似合うコリー犬。
お金持ちゆえに、出てくるおやつもレベルが高い。
中でも、ビエネッタ(エスキモーのアイスケーキ)が出てきた時は、
ラッキー!と心の中でバンザイしていたものだ。
ラッキー、という単語から湧き出た語句をつなげてみた。
なにかいいことおこるだろうよ。
2013年11月3日 10:46 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
楽しみのコスプレ。
今夜はとんでもない現象が起きているのだろう。
渋谷あたりでは。
コスプレは、なんというのだろうか、見る者をワクワクさせる。
ドキドキ。ワクワク。
非日常を楽しむ行為か。
露出の際どいコスプレで、クラブに乱入し、
「今が楽しい。今が最高。」という雰囲気の渦に身を投げる。
ハロウィンか。
なんか、楽しい、ではなく、
サイッコー!!と心より楽しむ。
そんな風に思える時間。というか、瞬間。
実は皆、平等な質量が定められている、と考える。
渋谷でワーワーと騒ぎはしゃぐ全員が、
心より楽しんでいるかどうか、疑問を感じる。余計なお世話!
つまりは、
コスプレをしそうな娘がコスプレをするより、
コスプレをしなさそうな娘がコスプレをする方が断然、期待感が膨れ上がる。
というわけだ。
2013年11月1日 00:28 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
コラッ!
久々に人に叱られました。
多少ショックなのは否めない。
が、上司が存在しない、今の状況。
指摘してくれることに感謝。
これからもM精神。
もっと叱って!もっと!もっと!!
ふて寝したら、気分爽快。
さあ、開脚。
2013年10月31日 01:55 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
伝導、そして、味覚。
伝える、ということ。
自分の考えを伝導させるには、ブルブルと震わせるために、
たたくなり、ゆらすなり、自ら行動を起こす必要である。
行動は口先だけの希望ではむずかしいだろう。
なぜ、それが、いつまでに必要か。
具体的に理由を伝える必要がある。
なかなか思い通りにならないものだが、
予想を反した相手のリアクションがでれば、
それさえも “オイシイ” と感じ、楽しみにしちゃう。
クセのある味は大人にしかわからない。
私は味覚はおこちゃまだが、精神上の味覚は大人でいたい。
通にしかわからない。大人の味覚。
伝導…ペロペロ、オイシイー!
2013年10月28日 23:44 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, デザイン寄りの話の抜粋, 更新企画
直接。
中高同級生、結婚二次会。
卒業後は、そんなに交流があったわけではない。
でも。
ちょっと顔を出す。
ちょっとでいい。
見返りは求めない。
その場にいた、というリアルを大事にする。
直接的ではなく、間接的になにかが返ってくるはずやん。
求めてるやん。
同世代の人間観察には絶好の場!
素敵な時間でした。
2013年10月26日 22:05 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
ドッグレース。
汚い話し続きで申し訳ないのだが、
ウンチ関連で少し伝えたいことがある。
あれは、専門学校卒業間近、
これから本格的な仕事が始まる…というタイミングで行ったバカンス。グアム。
グアムで見たのが、ドッグレースだった。
ちなみに、「ドッグレース」という名前で、
一時期、デザインチームを組んでいたのだが、それはまたの機会に話そう。
レース前。
番号と名前を呼ばれて入場してくる犬たち。
しっかりとした身体つき、かどうかは離れていてよくわからない。
1、2、3…と順に呼ばれてきて、5番あたりだったかな。
入場途中で突然、その犬がウンチをしたのだ。プリプリッと。
会場から笑いが起こる。あの犬はダメだ!(笑)
英語なので全く理解はできないが、そんな雰囲気が会場を包みこむ。
いざ、レース。スタート。
ぶっちぎりで1位になったのは、さきほどウンチを漏らした犬だった。
途中でどんなに笑われても、最後に勝ちを取れば、それでいいじゃないか。
むしろ、あのウンチは身を軽くする、という意味があったのではないか。
クソマズイ、蜂蜜入の緑茶を飲みながら、僕はそんなことを思っていたんだ。
2013年10月25日 23:55 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
流れてた。
Twitterで、
努力はうんこだ。
毎日するけど、人に見せるものではない。
ってのが流れてて、
なかなか確信をついていると感じました。
ため過ぎも良くない、
だからたまに出しましょう。
お食事中にすみません。
にじみ出る!
2013年10月23日 19:15 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
ワイン。
カジュアルリッチをコンセプトとした焼肉店、を経営される方。
お店に出すワインをどのように選定するか、というお話し。
味?
産地?
価格?
いやいや、ちがうよ。
パッケージ、だよ。
テーブルの上に置かれた際、最も映えるポイント。
選定する時は、まずパッケージデザインを見た上、
篩にかけ、その後、味・価格のバランスを精査するのだとおっしゃった。
第一印象って大事。
その奥に潜む品も大事。
むしろ品があれば、自然と側もよくなるはずだ。
それは商品そのものだけではなく、その商品を扱う人の考えも大きく影響される。
私、アルコールが苦手なのですが、
グレープジュースならゴクゴク飲めます。
2013年10月22日 16:48 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
ガガガSP。言葉。
ガガガSP、がとても好きなんです。
正確に言うと、歌詞、がとても好きなんです。
めちゃくちゃさえない日々を送っていた大学時代。
日本語パンクブームがあった。
青春を生きる若者に響く歌。それを激しい曲に合わせていかに伝えるか。
聴いていると勢いづくような、良いバンドはたくさんあった。と思う。
でも、ガガガSP(呼び捨てでごめんなさい)だけは、自分の中で一線を引いていた。
人間臭さ、リアル過ぎるリアル。当たり前の日常の掘り下げ。
みたいなものがヒシヒシ伝わって、活力になって、今でもほぼ毎日聴いている。
人に何かを伝える時は言葉が必要だ。
言葉の中に歌詞が含まれるのだろうけど、曲名で「言葉」という歌がある。
これだ。
一般的な青春を謳歌した人にはわからないだろう。
これは青春を謳歌しなかった人が、心の底から感じる、青春だ。
この感情は一生つきまとう。
リア充、なんて言葉があるが、ちがう。
リア充、じゃない奴こそ、リア充なのだ。
僕はそれを証明したい。最高の自己満足だ。
言葉で上手く伝えられないなら、色んなものの積み重ねで、ジワジワと、ジワジワと染み込ます。
いやらしいやり方で、浸透させていくのですよ。
ガガガSPを聴きながらね。
2013年10月19日 23:26 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, デザイン寄りの話の抜粋, 更新企画
体力。
数日更新が空いてしまった。
誰に謝るわけでもなく、まずは自分に謝る。
すいませんでした。
週中のプレゼンで徹夜に近いことをしたわけだが、
30代に突入しようとしている今、体力に響くな〜と思いつつ、
まだまだいけんだろ、という気持ちもあるわけで。
なんかたまにくる無理の波に、
どこまでうまくノっていけるだろう、
なんてことを考えてもしょうがないから、
これからも無理をしすぎず、必要な時に無理をする。
人に迷惑をかけない範囲でね。
大事なことだね。
今日はしっかりと寝ましょう。
2013年10月18日 23:03 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
いやらしさ。ぼくらしさ。
老若男女が集まる同窓会のようなイベント。
アルコールの出る、立食パーティ。
そこでは、久しぶり〜!などの会話が生まれる訳なのだが、
特に知り合いもいない自分は、周囲に揺らぐ男女に注目してみる。
ある女性を狙い打つかのごとく群がる男性集団。があるかと思いきや、
男1人:女性複数、であるのに関わらず、いやらしさを感じない談笑空間。
私が注目した、この男性は知る限り妻子持ちだ。
なのにも関わらず、女性複数に囲まれ、楽しそうな時間を過ごしている。
なぜそのようなことが可能であるかというと、
その答えは「いやらしさ」にあると感じる。
男性からは「いやらしさ」を全く感じないのだ。
私は、過去に述べたように、顔がよくテカる。
つまりは、「いやらしさ」が滲み出ている、ような勘違いをされる。
そんなつもりは一切ないのに。
あの爽やかな感じを見習おうかと思ったけど、
それって、ぼくらしくない!とはなっから気づいていたことに気づき、
男1人で男性集団の中に潜り込むのであった。
そして。
くだらない馬鹿話をするのだ。
横目で男女の会話をチラチラと見ながら。
2013年10月16日 17:22 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
嫌な顔一つせず。
海的なものを見に、ららぽーと豊洲に行きました。
キツくなったスニーカーを前々から買い替えたくて、流れで ABC MART を散策。
少し気になったデザイン。スキンヘッドでメガネをかけた店員さんにサイズ別の在庫をたずねる。
ス「28サイズはウチにないのですが、他の店舗に在庫があるか聞いてみましょうか??」
永「あっ、お願いします。」
…スキンヘッドの店員さん、電話で他店舗に問い合わせ中。
なかなか電話がつながらないらしい。
ス「すいません…今問い合わせたとこが、忙しいみたいで、ちょっと電話出ないみたいなんですよ。別の店舗に問い合わせてみますね!」
以前、カンブリア宮殿に ABC MART が取り上げられていたことを思い出す。
たしか、店舗ごとの争いが激しく、できることなら他店舗よりも、一足でも多く売りたいのが本音であろう。
電話をしているスタッフさんを待ちながら、店内を改めて眺める。
OROBIANCO と CONVERSE のコラボレーションスニーカーを発見。
黒一色なのだが、重過ぎず、軽過ぎない印象。
永「あのぉ…問い合わせ中、すいません…この靴で28ってありますか??」
ス「はい!少々お待ちください………ありました!」
履いてみるといい感じ。
永「…これ、買います!」
決め手になったのは、もちろん靴自体の良さもあったのだが、
自分の店で売上を伸ばすことよりも、お客さんの満足度を上げることに、
嫌な顔一つせず、前向きにやってくれたこと。
目の前のスタッフさんは、「ここで買いたい」という気持ちを高めてくれた。
少し前にヨドバシカメラでも似たような経験をした。
在庫や価格という判断基準を飛び越える、「ここで買いたい」「あなたから買いたい」という気持ちは、
常日頃の行い、そもそも、その根っこにある本心の表れが呼び起こすのだろう。
本日の経験は、自身の根っこにも水をやることとなりました。
2013年10月14日 22:01 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
物語はまだ続く。
外部ブレーンであるコーダーさんと電話をした時、
「アメリカの(シーズンが終わった)連続ドラマを続けて見過ぎて、まるで苦行のようでした。」という話を聞いた。
そこで私は漫画を思い出す。
高校生の時、クロスカントリースキー部というマニアックな部活に入りながら、セブンイレブンでアルバイト。
放課後は、彼女もいなく、友達も少なかったもんだから、とにかく部活とバイトに明け暮れた。
試験期間なんか、みんなバイトを休むもんだから、「稼ぎ時だ!」とかいいながら勤務時間を加速させていた。
バイトのやり過ぎでそこそこ貯まったお金は、そのまま漫画代に消えていった。
一時期、漫画の買い過ぎて本棚の底面が弧を描いていた。
まだ掲載中の新刊とかには興味がなく、
既にストーリーが完結した漫画全○巻をまとめて買い、ぶっ続けて読む。というスタイル。
読み終わった漫画も、ふとしたきっかけで読みはじめると、もう最終巻まで止まらない。
時間が過ぎている、という現実に戻りたくないがゆえ、さらに読み続ける、というわけのわからない苦行であった。
特にその行為を繰り返していた作品が、3×3EYES。
不死人となった主人公、妖怪であるヒロインがアジアを中心に人間になることを目指す物語。
物語は様々な逆境が重なり、主人公たちに襲いかかる。
この苦行、を読み続けるという苦行。
気づけば、ほら夕暮れ。
当時はそんな時間の過ごし方にものすごく後悔したもんだけど、
最近は、まぁいいじゃないか、って思えてきました。
2013年10月11日 18:01 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
普通を通過。
ペヤング「豚の生姜焼き風やきそば」を食べた。
率直に、美味い。
私は、ご飯に合うおかずが好き。
キング オブ オカズ は、生姜焼き。
作る人や出される店によって、
生姜焼きの定義が異なってくるのが面白いし、
そこが魅力の一つでもある。
でもやっぱさ、ペヤング「ソースやきそば」は強いよね。
伝えたいのは、“普通” のすごさ。
普通って、何かを続けて続けて、それが “普通” になるまで続けてこれた、
ってことを証明する基準でもあるわけで、
こう、周囲から突出させようと意図が入った段階で、それはもう普通じゃなくなるし、
逆に、普通を目指そうと意識が入った段階で、なんだか嘘くさい普通になる。
だから、無意識に続けてきたら、普通になってた。
これぞ、ザ・スタンダード。
欲なんかどっかいってしまって、ただただ純粋にやりたいから、無理なく続けてこれた。
のらりくらりと。Go easy. Take it easy.
普通って素敵だと思います。
ペヤングを食べて、ふと感じました。
2013年10月8日 23:00 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
天気。心意気。
ルミアモーレさんにて撮影。
二次元に二次元を重ねる、実施撮影を行ってきた。
朝の天気予報は、曇り時々晴れ。
天窓から差し込む光が売りの会場だから、無論、晴れてほしい。
こういう時、私は天気を晴らす自信がある。
天気は、心意気に連動すると勝手に思う派だ。
心意気とは、まさに、やる気・モチベーション。
こんな話を聞いたことがある。
雨の日は自然と眠くなる、という話。
これは人間の本能で、昔々、
人がまだ半裸な状態、槍を持って食料となる動物を追っかけまわしていた頃。
晴れの日は…言わずもがな、絶好の狩り日。
雨の日は…狩りができない。
狩りができない日が続くと、腹が減る。
腹が減るのに、狩りができない。
すると。
できる限りカロリーを消費しないため、人は眠る。
コンコンと。コンコンと。
「雨の日 = 眠る」というセットが身体に染み付き、
現代でも、人間の本能として生き残っている。
という話なのだが、晴れの日でも眠いもんは眠い。
そんな時は半裸になって、狩りに出るイメージを呼び覚ますのだ。
追いかけるのは、心意気。
正午には、晴れ晴れとした空があらわれた。
2013年10月7日 23:01 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
領域へようこそ。
「地獄でなぜ悪い」を見てきた。
振り切ったエンターテインメントで、心が勢いづいた。
思わず、ニヤニヤしてしまった。
日比谷公園手前のフットサル場で球を蹴り合っていたおっさん達がいたのだが、
部分的に重なるとこがあったり、なかったり。いや、ちがうか。
ブラックだったり、
言っちゃいけないこと、やっちゃいけないことの真裏には、
とてつもない笑いの爆発力が備わっている。
そこには、皮肉を込めた、リスクペクトがある。
決して、馬鹿にしているわけではない。
絶妙な領域を漂わすことができたら、それはもうエンターテインメント。
絶対領域のワクワク感に勝る、絶妙な領域。
そこをこじ開け、飛び込ませてみせる。
グイグイと。
2013年10月6日 23:15 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
弁当に包む。
母校である専門学校の文化祭があったので、印刷会社さんへの挨拶前に立ち寄る。
プレゼンテーション大会が行われていた。
「colors」という共通テーマにて、作品をつくり、クラスから代表1名が抜擢される。
抜擢された者が、学科(グラフィック科とかインテリア科とか)を超えたプレゼン大会を行う。というもの。
アート科学生の作品。
「お母さんの「心」を、お母さんがつくってくれるお弁当に置き換え、カラフルに表現しました。」
やわらかなフェルトでつくられた、おにぎりやおかずは実に可愛らしい。印象は悪くない。
しかし。何かが足りない。
「この作品に対し、何かご意見のある先生はいらっしゃいますか?」
進行役スタッフが言う。
審査員でもあるプロダクト科の先生(ご年配の方です)がスッと手を挙げる。
「僕が中学生のぐらいの時、周りも含め、裕福な家庭って全くなくてね。
育ち盛りなんだけど、ご飯を目一杯食べることなんてできなかったんだ。
今でも印象に残っている弁当がある。仲のよかったやつの弁当だ。
フタをあけると、こうピンポン玉より少し小さい芋。芋がね、七個だよ。
それ以外は何も入っていない。でもね。弁当箱の中にちゃんと入っているんだ。
そこに、なんだろ、お母さんの『心』ってのが表現されていると思うんだ。
芋七個の弁当に。そういう表現も『心』だよね。」
…まさかこの場でこんないい話しを聞けるとは思ってもいなかった。
一人、静かな感動を覚えていた。
私の印象に残る弁当といえば、
セブンイレブンバイト時代、良く食べていた、廃棄の「炭火焼牛カルビ弁当」。
その中には、肉の旨味を引き立たせる「タレ(心)」が包まれている。
コンビニ弁当なんだけど、全く飽きないんだ。あれ。悔しいけど。
2013年10月4日 23:49 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, デザイン寄りの話の抜粋, 更新企画
エナジーを思い出せ。
西麻布。打合せと打合せの合間。
少し早く目的地に着き、トイレを探していた。
ローソンでトイレ借り御礼に、カルピスソーダのエナジードリンクを買う。
近場、公園ベンチに座り、飲む。
昔なつかしい、サイゼリヤのドリンクバーで色んなジュースを混ぜた味。
バー周辺のベトベトになった感じを思い出す。
とにかくベトベトしていた。
客層と自分たちの会話にはとてもお似合いだったかもしれない。
何もできない学生だから、意味のない話が尽きなく、
時間も忘れて(そもそも気になんかしていなかった)
店内に居座り、ダベり続ける。
いつから意味のある会話ばかりを求め始めたのだろう。
意味なき意味の価値をもう一度。
涙が出るほど笑った、くだらない話の貴重さよ。
目の前で遊ぶ、西麻布在住、品ありありの親子!
あなたたちにその貴重さがわかりますか!
わかりたくもないわよ!
そうですか!
補充させたエナジーは、ここで爆発させる。
2013年10月3日 18:20 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
塩と流儀。
ポテトチップスを箸で食う。
台所シンクの上で食う。
これがオレのスタイル。
狙いを定めて、一枚取り出し、口内へと運ぶ。
いきなり噛み噛みすると、奥歯の凹みにつまるから、
まずは口内上部と舌を押しつける。
その時、すりつぶさない。ヒリヒリ痛くなってしまうよ。
2回ほど、押しつけた後に噛みしめ、塩分をゆっくり味わう。
ポテトチップスの醍醐味は芋ではなく、塩、なんじゃないかと思うぐらいだ。
塩が好きなんだ。
そういえば昔、高円寺の「てんや」にてオールスター天丼を頼み、
テーブルに置いてある赤穂の塩を思いっきり、何度も何度も振りかけていたら、
目の前の彼女が苦笑いしていた。
「ユニークな人ね。」
そのように解釈していたのだが、後で話しをきいたら、
「この人は味覚がおかしいから、早めに別れた方がいいんじゃないか。」
と真剣に思っていたらしい。
塩と流儀。
生活の健康のため。
時には控えめに。
2013年10月1日 18:39 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
IN THE 美容院。
先日、美容院に行ってきた。
地元にある美容院。だいたい月に1回は行っている。
みなさんは美容院で髪を切ってもらっている時、会話はどのようにしているだろうか。
当たり障りのない会話で時間をやり過ごしていますでしょうか。
私はいつも同じ女性に切ってもらっているのだけれど、会話は全くしない。
椅子に座った途端、たいして眠くもないのに目を閉じる。
私、あなたと話す気は全くないですよアピール。
別にその担当の方が嫌いなわけではない。
ではなぜか。
答えは、女性の指先が触れる頭皮に全神経を集中させるためだ。
会話をしていると、話をうまく回すことに集中しようとするため、触感がなんだか鈍くなる。
肌と肌の触れあい。そこにフォーカス。
美容院とは言語を交わさなくても、十分にコミュニケーションが取れる場なのだ。
ここに書いてあることを担当の方が見て、縁まで切られないことを切に願う。
2013年9月30日 23:18 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
その名は。
大好物を食べても、おいしいたい。
口内炎。
ガリッと自ら噛んで発生した口内炎だから、
きっと生活習慣や栄養不足が原因ではない炎症。
なかなか治らないので薬局に相談したら、
ある軟膏を紹介され、
患部に塗りたくってみたところ、
だいぶ楽になって、
今すぐ誰かに伝えたかったから、
ここでその名を叫ぶよ!
ケナログ !!
パッケージがとてもストイックで、効きそう!という期待感からして半端ない。
口内炎を患った大観客からのスタンディングオベーション。
そんな光景が目の前に浮かんでくる。
2013年9月29日 20:09 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
居合い挨拶。
となりに誰が住んでいるのか、よくわからないこのご時世。
マンションの住人とすれ違う時。
挨拶をするかしないか。
常識的に考えるとした方がもちろん良いだろう。
しかし、最近は挨拶を返さない人も結構いる。
こちらが挨拶をして、相手が挨拶を返さなかった場合、
正直なところ、ちょっとムカつく。(ちょっとね。)
だから、数秒後にすれ違う人を見据えて、
「あの人は挨拶を返してくれるか、くれないか」
などと考えてしまう。
そのわずか数秒の考察中に、相手が先に挨拶をしてきたりするもんだから、その時は、
「疑ったりしてすいませんでした〜!」
という気持ちになる。
人を見る洞察力・素早い判断力が試されるのだ。
特にエレベーターなんかヤバい。
自分が帰宅してきて、1階でのエレベーター待ち、
誰もいないのに既に降り始めているエレベーター。
誰かが降りてくることは確実だ。
挨拶するタイミング時は、扉が開かれた一瞬しかない。
緊張が走る。
「あ、挨拶した方がいいな」という直感。
扉が開く。
「こんばんは!」
「あっ どもっ」
ヤマト運輸の人でした。(結構ある。)
2013年9月28日 17:17 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
並走マラソン。
並走する。
自分の周りの誰かが、一つの成功を収める。
不思議なことにそんな時、自分が少しスタミナ切れを感じているタイミングだったりして。
人の成功を見て、またしっかり、走り続けようと。
プレイヤーだから応援するのではない。
並走するのだ。
ゆるんだ気持ちの靴紐をキュッとしめ、リズム良く走り出す。
スッ、スッ、ハー、スッ、スッ、ハー
スッ、スッ、ハー、スッ、スッ、ハー
長距離走行中、僕の呼吸リズムです。
2013年9月27日 23:07 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
くいしんぼ
くいしんぼ に久しぶりにいった。
リーズナブルに量を求めて肉を食べたい時はここに限る。
本日食したのは高円寺店。
学生の頃は神保町店。
サークルテニスプレイの後、6〜8名ぐらい束になってよく行っていた。
もうメニューからはなくってしまっていたが、
必ずといっていいほど頼んでいたのが、「3/4ポンドステーキ」。
その名の通り、3/4(ヨンブンノサン)ポンド、約340グラムというサイズの肉が出てくる。
これで約1,000円。
味や肉の固さなんか全く気にせず、とにかく肉にくらいついた。
毎週、いや、多い時には週2回、
くいしんぼに行っては「3/4ポンドステーキ」を頼むもんだから、
「ヨンブンノサン」という言葉が自分たちの中で日常化し、
「ヨンブンノサン」という言葉を聞く度、脳内に肉が浮かび上がり、ニヤニヤしていた。
そういった極度の内輪感を持ちながらも、
意味が通じ、意味不明な盛り上がりを持たせる言葉。
そういった魔法の言葉にこそ、純粋な力強さを感じるのだ。
2013年9月26日 23:59 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
スッパイ好き。
ひっさびさにミカン食べた。
この時期のはまだスッパイ。
スッパイもの全般が好きだ。
だから、緑色ミカンは僕の期待をふくらます。
どんだけスッパイのかな〜
わくわく………スッパ!!ここまで求めてねーよ!
その後の水が最高ですね。
【 スッパイ好きの方へメッセージ 】
ちなみに干し梅も好きです。
はちみつ入りのは、ちと勘弁。
エナジードリンクでロックスターってのがあって、
先に干し梅を口の中に入れ、ロックスターを後入れする。
すると。
口の中で革命が起こります。
スッペー!!という両目をつぶりながらも、口元笑う、
そんな領域に僕を連れて行ってくれるのだからたまらない。
ウメ法師、元気かな。
2013年9月24日 23:55 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
そんなこと言わないでよ。
パンの自販機。
お金入れて、
番号押して、
こうグルグルっと丸まった銀の棒が回転して、
パンが落っこちて、
プラスチック板が助けてあげた、
かと思いきや、
一番下で突き落とす、
あの流れ…なんだかマジマジと見ちゃうよね。
そもそも自販機でパンなんか買うなよ、とか言わないでよ。
本質は、パンを食べる行為の前、
「自販機でパンを買う」という部分にあると思うんだ。
通常の生活の中、飲み物を自販機で買うことは多くあっても、
「自販機でパンを買う」ことはあまりないのではなかろうか。
じゃあなぜ。
それは、
「自販機でパンを買う」=「機械がパンを突き落とす」を見たいがために対価を払う、
人間のブラックな感情。
というか、コンビニでパン1個買うのが気まずいからです。
2013年9月23日 18:50 | カテゴリー:日常とデザインの間口を拡げる雑文, 更新企画
- 「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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