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メディアの力を重ねる。

ロゴマークをデザインした「六本木焼肉 Kintan」が、昨夜、日本テレビ「徳井と後藤と麗しのSHELLYが今夜くらべてみました」にて紹介されました。

アラサーちゃん作者の峰なゆかさんにご来店いただきました。

…と告知したわけですが、数日前にラジオの素晴らしさをガッツリ伝えておきながらこのやり方。

より上をいく軌道にのっかるまでは、メディアの力を借りる、いや、重ねる方がいいと思うんです。

そのもの自体が、心の中で、素晴らしい!と感じていても、誰かに伝える時、後ろ盾する結果がないと、聞く耳もってくれなかったり。(もちろん、それだけじゃあないと思うけど。。)

けれど、自分に置き換えてみると、やはり、そういったシーンは多々あるわけで、

その会社に属しているのか!
賞をそんなにとっているのか!
そんな本に紹介されているのか!
そーいった仕事をしているのか!

…と会ったばかりでは、あまりなんとも感じない相手から、そんな情報が入ってきた瞬間に、話しを聞きたくなる。

そんな勝手な生き物です、私は。
私もアラサーになりました。

 
 

周囲の「評価」って、なにが基準?

周囲の「評価」ってのは、何が基準の「評価」なのか??
そして、何を「武器」に、「評価」を上げていくのか??
常に意識して、具体的に行動することが大事ですね。

・デザインができる人だ → 何をもって「できる」なのか? → 具体的な行動にうつす
・とにかく楽しそうな人だ → 何をしたら「楽しそう」に見えるのか? → 具体的な行動にうつす

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自分一人の場合は、自分の中で細かな調整がすぐにきくのでわりとスムーズ。

複数の人数で進める場合。
この「方向性、つまりコンセプト」を立てたら、プロジェクト進行中はそれを絶対に曲げない。
所属するメンバーは、コンセプトを常に意識する。
なにか「そうじゃないな…」という意見が出た時は、コンセプトを軸にした、より良い代替え提案を。
否定から入る、もしくは否定しかしない、のは “なんちゃってデザイナー” だと思います。

なんちゃって!

 
 

プンプン!の入口を変えてみる。

自分自身が、
「一度も、ミスしたことがなく」
「誰にも、迷惑をかけたことがなく」
「誰からも、フォローしてもらったことがない」
状態であれば、どんなことも強気でいえます。
そんなことは無理も当然で、自分はこう思うようにしています。

たった一度でも感謝すべきことがあった人には、その感謝の気持ちを絶対に忘れない。
例え、怒ることがあっても。

こういう気持ちでいると、初絡みでない限り、感謝からスタートして接することになります。
怒りになることもそりゃあたくさんありますが、感謝→怒り…なので、怒りがちょいと緩和されるのです。

まー、ムカつくもんはムカつくんですが…プンプン!しゃーねーなー…プンプン!
プンプププン!プンプププン!プププンプン!プンプププン!
リズミカルで楽しくなってきた。

 
 

プレゼンの表現要素。

パックンマックンのパックンが書いた、「ツカむ! 話術」。

もう読みましたか?
え!? まだ読んでいないんですか!!?
私は先日はじめて知り、読んだばっかです。

タイトル通り、人を「ツカむ! 話術」がたくさん書かれています。
これからプレゼンやスピーチがある方におすすめの一冊。読みやすいです。

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・エトス:話している人を信用しようという気にさせる表現。
・パトス:聞いている人に特定の感情を抱かせるような表現。
・ロゴス:その人の言うことを頭で考えて理解し、納得させる表現。

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これは、話す内容の説得力を高め、相手の心をツカむために欠かせない三大要素。

最重要が「エトス」。重要度は、エトス > パトス > ロゴス。
プレゼンテーターはどんな経歴・実績があり、どんな性格か。
これが伝わってないと、まず話しは聞いてもらえない。
そういった意味も含め、事前に、また話しはじめの段階で伝えることはかなり重要。ですって!

 
 

自分の目で確認する。

01. あいまいなスケジューリングをしない。
→ 特に、グループワークの時は必須。「誰が、何日の何時に何を完了させるか。」、直接の打ち合わせ時に、互いに明確にする。

02. 早い段階で、危険予測・危険回避を行う。
→ ん?それって、本当にこういう認識であってる?と自分の中で疑問点・不安点が浮かんだら、「その場ですぐに」相手に確認を取る。

03. 連絡伝達は自分の目で確認する。
→ 人にお願いする、ことを当てにしない。連絡できてない・伝わってないと本当にマズイ内容は、「自分の口から直接」相手に伝える。

 
 

ミスした後、どう具体的に対処するか?

実は、ここを周囲の人たち(上司・同僚・クライアント)は一番見ています。
ある意味、その人の本性が現れるとこ。
本当に責任感があるか。口先だけの人間ではないか。見て見ぬふりをしている人でないか。
良くも悪くも、人の評価が大きく別れるポイントだと思ってください。

 
 

やる気の出し方、その2。

「大声を出す。」

ウボォワァッッッーーーーー!!!!!!!

アドレナリンをむりくり、ドパァーと放出。
やる気たちがお前、うっさいからこっちこいよ。と僕をよんでいる。
わけのわからないテンションに誘導されました。

人目が気になる時は個室トイレでやりましょう。
すっごいの出たの? ってきかれるよ。

犬が不思議そうにこっちを見ている。
大丈夫、いつものことだ。

知り合いの兄が、毎朝、大声を出して起きる儀式、
を繰り返していたら警察に訪問された、という話しを思い出しました。
ごくろうさまです!

 
 

やる気の出し方、その1。

「自分の入場曲を決めておく。」

ダラダラァ〜とネットをサーフィンし続けちゃって、時間も無意味に過ぎちゃってるなぁ…
…と感じつつ、マウスカチカチが止まらない。
虚ろな目のまま、イヤホンを耳にぶっさし、あの、自分の入場曲を再生するのだ。

目が見開き、生気が宿る。
やる気たちが歓声をあげ、私をリングへと迎えてくれる。
戦う相手は、そう、自分自身(←ここフツウ)。

音楽に何度、助けられただろうか。
わりとグ〜タラな私。
視覚のデザインをつくり出す行程には、必ず、聴覚を通した音楽が存在している。

ということは、アウトプットされた作品には、音楽が練り込まれているんじゃあないか。
つまりは、気力の気。気も練り込まれている。練り練り。ハーモニー。
おい、ゴングが鳴ってるよ!

 
 

思いつきを形にしましょう。

“直感” を大切にしたい。
またの名を “思いつき”。

こうすべきだろな!
こうすべきだろうな〜。
あっ、ひょっとして、思いついちゃった? 自分??

形にしましょう。
完成度は、まずは低くてOK。
どんな非難やダメ出しがあるかわからない。
であれど、その “直感” やら “思いつき” を形にしようとした動きは、確実に相手に伝わっている。

伝わったことによる次の展開。
共鳴、そして、後押し。

リアルな形となる時は、もう目の前である。

 
 

伝える。

高校生にデザインを教える。
かみくだいて伝える。
身近な行為に例える。

伝わるかどうか、
よりも、
伝える、ことが大事。

伝わらないことを嘆くよりも、
まず、こうじゃないかな、と伝えた自分に小さな誇りを持つ。

次につながっていくのは、
いい意味で互いにストレスない状態じゃあないかな。

 
 

いろいろ重なっている時ほど、丁寧にメッセージを送りましょう。

仮に急ぎで簡易的なメッセージになる場合は、
その旨・理由を入れるか、電話の1本を入れるようにしましょう。

仕事上つながりのある皆さんは、同時に進行の仕事をいくつも抱えています。
(プロなので、決して “忙しい” 素振りを見せたり、決して “忙しい” と口にすることはありませんが)
だからこそ、「より丁寧に、物事を進行」しています。

なぜ「より丁寧に、物事を進行させる」必要があるか、理由がわかりますか?
今一度、その理由を考えてみてください。

“忙しい” ことを理由に、仕事が雑になる人は「素人」です。
「プロ」は「プロ」と、楽しく、真面目に、仕事をしたいと思ってます。

・やりたい仕事・質の高い仕事が、めぐりにめぐってくる人
・いつまで経っても、リスペクトされないお願い事しかまわってこない人

その差はどこか、考えてみましょう。
いろいろ重なっている時ほど。

 
 

最高のダメ出し。

正直に物事を言える関係を築く。

思ったことを正直に言わないのがわるい。
といってしまえばそれで終いだが、
言いやすい環境をつくれなかった私がわるい。

と思うようにすると!
あら! いい感じ!
逆に! えっ!

と思うような発言でも、
それが正直なメッセージであれば、
感謝を伝えたい。ストレートに。

だからこそ、修正依頼やダメ出しは最高なんですよ。
もちろん、相手にリスペクトしつつ!
腹を割って話す空気が、シュシュッと出てるんですよ。

 
 

この年齢の時に、このような人になっていたい。

色んな職場環境があって、特にデザイン現場は、基本どれも厳しいものです。
私が考える「本当にできる人」ってのは、どんなつらい状況でも、
つらい感じを周囲にもらさず、淡々とこなせる人。
で、あまりにもおかしいと本心で考えるのであれば、
愚痴を言わずさっさと場を離れればいい。もちろん迷惑をかけない状態で。

気持ちやモチベーションが周囲の人にひっぱられるのはよくあることで、
できるならば、「この年齢の時に、このような人になっていたい」と
純粋に思える相手との時間により集中した方がいいでしょう。
そうゆう相手ってのは、どんな状況でも基本文句言わずに、楽しくやってきたと思います。

憧れの人、といったら現実味からはなれるかもしれないけど、
憧れる部分がある人、に近づくこと、近づける環境を自らつくること。
磨きをかける大切さ、みたいなもんはそーゆーとこにも含まれてんだー。

 
 

センスA・センスB。

センスとは筋力である。
生まれ持った能力を生かすためには、筋トレがかかせない。
そして、そのセンスは大きく2つに別れる。

センスA・センスB。

センスA:
“一般” を対象としたセンスの良さ。
一般の方に心から喜んでもらえる状況を絶やさない。

センスB:
“プロ” 中のプロを対象としたセンスの良さ。
土俵がプロしかいないので、その中で頭角を表すことに磨きをかけ続ける。

数いるデザイナーの中、心の持ちよう含め、
このセンスA・センスBってのに別れるんじゃあないか、って勝手に思ってます。
どちらがいいってわけではなく。

いずれにせよ。自身がどっち側か、明確に意識して、日々の姿勢に取り入れること。
なあなあでつくったデザインが弱いように、なあなあで過ごした日々は弱いんじゃないか。
でも、でも、頭でっかちにならないように、いったりきたりするんだ。

あなたはどっちですか?
いやまて、なあなあといったら、SURFACEだろ。
SURFACEといったら、まもって守護月天!それじゃあバイバイ

 
 

攻めましょう。

お客さんである、スタイリストの方。

普段はファッションにかなり無頓着なのだが、
スタイリングを行う場のブランディングに携わる機会。
勉強も兼ねて服をオーダーした。それが約1ヶ月前。

ラウンジを訪れ、オーダーで仕上がった、シャツ・パンツ・ジャケットを試着する。
おぉ、たしかに、既成品の服とはことなる品を感じる。
試しにと、高級カバンを持たしてくれた。鏡の前に立つ。
これは…高いデザイン費を取れそうな格好だ。素晴らしい。

すると、スタイリストの方がパンツ下部をひっぱる。
う〜ん、ここはもうちょっとしめた方がいいかもな…
よし、永井さん、攻めましょう。

攻める?どこへ? その発言の意図をたずねると、
「機能性が若干おちるかもしれないが、より好みに近づけてみましょう。」
(ちょっとつっぱりやすくなるかもしれないけど、よりタイトに仕上げましょう)
という意味なんですって。

なるほど。攻める。文字においても、
「視認性がおちるかもしれないけど、その分、独自性を高めよう。」
という行為はある。んな感じか。

攻め過ぎず、攻める。大事ですね。
2人で熱いカテキン茶を飲みながら、そう締めくくった。

 
 

次元の深さをもう一度。

竹尾ペーパーショウに行ってまいりまして、
紙の可能性を、たくさん、たくさん見てきました。

著名デザイナーさんが手がける作品の数々。引きこまれます。
もちろん、それらも素敵でしたが、なによりも私がハッとしたこと。
それが、紙における具体的な表現手法を紹介したコーナー。

飾る
型どる
封印する
したためる
ほとばしる

感覚を紙におとしこむ。
数多く紹介されており、同じ場で俯瞰して一覧すると、
次元が深いなぁ〜、と実感するわけです。

グラフィックを日々制作し続け、気づくと、
グイグイ、二次元寄りの考えに持ってかれそうになるのですが、
こういった再現可能な感覚。そして、次元の深さ。

大切にしたいですね。
ごちそうさまでした。

 
 

豆乳クッキー。なんか、いいね。

EPA+(エパプラス)豆乳クッキーのCMをご存知でしょうか。

モデルの森絵梨佳さんがふわふわっとクッキーほおばる。
明日のワタシは、今日よりキレイ。
天気のいい日。おしゃれな雰囲気。

まさに、「なんか、いいね。」です。

昨日、Facebookの話しをちょいとしましたが、
ここで出てくる「いいね!」は、ストレートすぎて強い。
誤解をおそれず言えば、ちょっと厚かましい。

ボクはね、SNSでポチポチ義務的に押したり、
いちいち声に出して伝える必要のない、
「なんか、いいね。」という感情を大切にしたいのです。

この豆乳クッキーCM、ふらっと流れてきて、
たまたま見ていたボクの心を「なんか、いいね。」と感じさせた。

デザインも、「いいでしょ!見てよ!」と露骨にアピールするのではなく、
たまたま通りかかって、たまたま目にふれた人に、「なんか、いいね。」と思ってもらう。
それで十分なんです。

圧力で1位をとることなんかより、圧倒的賛同を得ることなんかより、
数少なくても、純粋に、心の中で、「なんか、いいね。」と思ってもらう。
結果、とってもいい効果があらわれる。

そう信じて、デザインと向き合っていくのです。
これからも。

 
 

義務を旨味に変換する。

やらなきゃいけないことだ。

その感情はすぐに周囲、相手にバレる。
義務感は、つまらない、という意識を生み出し続ける。
充実させるため、義務を旨味に変換する。

ワクワクすることだ。

そりゃあ、期待感を形にするのは大変だろう。
しかし、前のめりな姿勢は、場を盛り上げるだろう。
参加してよかった、きっと、そう感じさせることができるだろう。

2014年7月26日、土曜日。
共にうみ出し、可能性を拡げる日。
まずは、自らの企みを形にします。

 
 

交渉のタイミング。

こちらからお願いすること。
交渉のタイミング。の直前はドキドキする。
打診して、どう思われるか不安だからだ。

そんな時は紙に書く。
交渉は何が目的で、何がゴールか。
明確にした上、今現在、不安なのはなぜか。

以外や、以外。
そうでもない。
そりゃそうだ。

交渉しよう、と思ったのは、
イケル、と感じた要因があるから。
あとは勢い。

交渉する相手は、人です。

 
 

熱は伝導する。

中高スキー部の先輩、Tさん。
アーティストのPVを撮影されるディレクター。

日々仕事をしている中で感じること。
それが、熱の伝導だ。

中心に立つ者。
この人物の熱(= 勢い・やる気・モチベーション)こそ、
皆を動かす原動力になる。

単純明快ではあるが、条件による企画倒れ、日々の忙しさ・疲れで熱は奪われがち。
そんな時こそ、アッチアチな熱を。

メラよりもメラゾーマ
ファイアよりもファイガ

アツー!

 
 

謙虚に。

仕事としてお金が発生する以上、心証良いまま、責任を持って最後まで進行する。
絶対ミスをしない人はいませんが、謙虚な気持ちを持ち続けることは誰でもできます。
傲慢な気持ちゆえに出る発言・行動は、接する人から心底怒りを買います。
謙虚に。謙虚に。コツコツと。覚えておきましょう。

 
 

ブースで立ち止まり、見本誌を手に取るまで。

文学フリマ、初参加。一般。

コミケやコミティアなどといった場は、
作品ビジュアルがガツンと目に入ってくる。
文学フリマでは、文章で勝負する。

では、どこで、これは!感情を引き出すか。
ブースで立ち止まり、見本誌を手に取るまでの流れ、
実際にいいな!と思えた点をメモってきました。

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01. 内容
■ テーマ・コンセプトが明快
■ テーマ・コンセプトを一瞬で認識できる
■ わかりやすい、キャッチフレーズ
■ キャッチーなキーワード(例:仕事/人脈)

02. 姿勢
■ 売る時の姿勢、清潔感
■ 丁寧な接客
■ 攻めて見本誌を手渡す

03. 見せ方
■ 見本誌の中身を見せる(中面を折って、開いておく)
■ 中身の拡大コピーを見本誌として見せる
■ 立体物は目にとまる
■ 布と本の色のコントラスト
■ 机の上や背面でPOPで高さを出す

04. 装丁
■ クオリティではなく、想いがこもってるっぽいか
■ グラフィックより、文字タイトルをわかりやすく
■ 興味をそそるタイポグラフィ
■ 蛍光色ベタ全メン

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…で、いよいよ見本誌をペラとめくるのだが、
ここで買う・買わないの判断をしなければならない。
といってもはじめて知る作家さんだし、
目の前で全ページ読むわけにはいかない。

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05. 中身
■ 心地よい行間・字間が取られているか
■ はじめの1ページぐらいを読んで、続きを読みたくなったか

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…んなことが重要に感じてくるのです。
当たり前じゃんか!と思うかもしれませんが、
「続きを読みたくなったか」は、個々の合性があるとして、
「心地よい行間・字間」は、結構残念に感じたシーンが多かったです。

やはり行間・字間がキツキツだったりすると、
ずっとワンサイズ小さい服を着せられたまま本を読む。
どうしても気になってしまう。そんなイメージじゃい。

っつー、勝手な客観的視点も含めて、色々と勉強になりました。
次回の文学フリマ、本日のアトオシとして初出展するつもりです。
 
 

デザイナーの仕事。

意図のない行動があれば、それはデザイナーとして大きな問題です。
相手の隠れた要望を汲み取り、行動に反映するのも大切なデザイン。

そういった、相手に喜ばれる、
ストライクゾーンの一つ上の球を投げ続けることが、デザイナーの仕事です。
言われていないから、やらない、では、一生オペレーターのままですよ。

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ビジュアライズ = デザインではありません。
ビジュアライズはデザインの一部分に過ぎません。

最高の環境で、最高のコンディションで、最高の提案を行い、
お互いが笑顔のまま、提案が形になるように進行し、
皆が笑顔になれる、新たなシーンを築くこと。

関わる全ての事象が、デザインの意味に近い。
時にはザバッザバッと、時にはスイスイと泳ぎ続ける。

 
 

手書きの葉書だ。

先日行われた、タイポグラフィ協会の懇親会にて出会った方から葉書が届く。
手書きの葉書だ。

自分は今年の2月で会員になったばかり。
出会う多くの方々は、経験的にも、年齢的にも先輩。
Webサイトを更新してから、今週末メールにてご挨拶…
…なんてことを考えていた自分が恥ずかしい。

速攻でフワフワとした雰囲気のハガキを購入。
ちゃんと送ります。手書きで。

元教え子、永山くんの話。環境改善スタッフ(たしかそんな感じ)募集試験。
チェックされるのが、文字の丁寧さ。
綺麗、きたない、ではなく、“丁寧” か。そこを見られる。
極端な話、綺麗な文字でも、丁寧な文字じゃなければ不採用。
あれか。容姿は綺麗でも、性格わるい人みたいなもんか。

ところで、私の文字はきたない。
某アンケートに記入したところ、ダントツで解読不能です、と笑いながら怒られた過去がある。
発言した、回収者の目は笑っていなかった。
きたないかもしれないが、心はこもっている。本当だ。

あれだ。例えるなら、食えるウンコだ。
口臭はひどいけど、愛嬌たっぷりのウチの犬か。
よーしよしよし、クッセ! よーしよしよし!

 
 

就職活動は、あくまでも、通過点。

◎ 超具体的に、どのようなデザイナーになりたいか。
◎ そのデザイナーになるための通過点として、どのような会社に就職したいか。

今後、就職活動を行う可能性のある、デザイン学生の方々へ向けて。
上記をしっかりと把握し、意識し、具体的な対策を考え、実行していくことが大事です。

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学校内からは、デザイン「表現」部分の評価が高い学生。
就職活動に、得意の「表現」を中心に構成されたポートフォリオを持っていき、
「表現」に対して、をメインにした、会社からの反応を体感していく内に、段々と気づく。

「一体、なんのために就職活動をしているのだろう…」

とりあえず業界に入る、的な考えで漠然と進む人は、段々と無気力に近づいていき、どっかで折れると思います。
ゴールも見えないまま、給料も高くなく、肉体・精神をすり減らしていく毎日を過ごせば、そりゃあ折れます。

作品「表現」部分 “だけ” の評価は、個人の生き方・進み方に対して、そこまで重要ではないです。
だからこそ、「超具体的に、どのようなデザイナーになりたいか。」を見据える必要があります。
こういうデザイナーになりたいから、こういう考え方で作品を作り、そういった作品がたくさんポートフォリオに収まっている。

数少ない、競争率の高い、良いデザイン会社はそこを見て判断します。
自称デザイナーを消費物として扱っているような会社は知りません。

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そういうてめえは、学校内で「早く就職が決まった学生!」と評価されたいがために、
先のことなど特に考えず、パパッと決めてしまいました。結果、遠回り。しかし、気づいたことももちろん多かった。
タイムマシンに乗って、ぜひ過去の自分に教えてあげたい。あの女には気をつけろ、と。

 
 

動くことで、もらう言葉。

今年度から日本タイポグラフィ協会へ入会し、初の総会と懇親会がありました。
重鎮、巨匠クラスの方々が集まる場。どうしても挨拶をしておきたい方がおりました。
奥村昭夫さん。大阪のグラフィックデザイナーの方。

学生を卒業し、就職したばかりの頃。
素材をレイアウトするだけの仕事に疑問を感じていた日々。
“若者によるエコ・メッセージ” ポスターデザインというコンペに入選し、授賞式に行った際、初めてお会いした。

会場を出るタイミングで奥村さんから声をかけられ、なんと一緒にご飯を食べることに。
運良くポートフォリオを持っていたので、ドキドキしながら見ていただいた。
その時言われた言葉は、今でも覚えている。

永井くん、もっと不器用になった方がいいよ。

デザイン = キレイにレイアウトすること。
当時、そう考えてしまっていた自分にとっては、目からウロコがボロボロとおちまくる言葉だった。
泥くささ、人間くささが感じられない。ボロボロボロ。

そっから、デザインとはなんたるや、と真剣に考え、会社の仕事という環境の枠を飛び越え始めた。
飛んで、飛んで、今に至る。無論、まだまだまだまだ成長し続けなければならない。
タイポグラフィ協会への入会は、いろんな意味が込められているが、
奥村さんへの挨拶は自分の中で重要なことの一つでした。

なんの気なしの一言が、人の後頭部を叩き、動く足まで響かせる。
まずは感謝。次は結果だ。ありがとうございます。

 
 

いつでも、新鮮に。

停滞すれば、純度は落ちる。
常に見る対象、見方に変化をつける。
いつでも、身も心も新鮮な状態で。

いきなり変化はつかない。
今日取り入れたとして、変化があるのは3ヶ月後。
だからこそ、毎日、毎日。

 
 

スタイリング。

ファッションラウンジのブランド構築。
そのお客様である、スタイリストによるスタイリング。
私に。だ。はじめての体験。

服屋の店員さんでなく、スタイリスト。
プロによるスタイリングを一般の方にも。新しい業態。

身体の細部を計られながら、質問をする。
ファッションを高めるために意識していることは?

印象と表現。

印象:Impression
表現:Expression

最終的にアウトプットされる表現は、
どのように印象づけたいか、その軸をしっかりと見出す必要がある。
だから、ちゃんとスタイリストがついて、綿密なヒアリングをすることが大切なんです。

デザインもほぼ重なると感じます。
あと、ほんっと身体の細部、細部の長さを計るとこなんか、
レイアウト構成の整え、の事前準備みたいに思えました。

奥ぶけぇ。

 
 

表現に一歩、二歩、余白を置く。

クライアントの方が一番避けたがっている、
パーキングエリアのお土産売場とかによく売ってそうなイメージが残っている。
なぜでしょうか。

思いつくアイデア → そのまま具現化…という、
「表現がストレート過ぎる」のが一因だと感じます。

例えば、“あなたのことが好きです” と伝える表現として、
流行のJ-popにありがちな「I love you.」という言葉。
夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳しています。
参考に(文豪たちのアイラブユー)→ http://picup.omocoro.jp/?eid=1763

表現に一歩、二歩、余白を置いたり、独自性を持たせることで、
なんだろうな??と足をとめさせ、「見る側に意味を考えさせる。」
そこに面白さがあるのではないでしょうか。

ガッチガチの模範的な人より、
ちょっとあぶねー、ユーモラスな面を持つ人の方が魅力的にみえる。
似ているかもしれませんねねねねね。

 
 

言語のみの頼り過ぎに注意。

報告・連絡・確認の際の注意事項として、
対クライアント・社内同士、どちらの共有においても、
「言語のみの頼り過ぎに注意」しましょう。

途中経過の簡易報告であればまだ問題ないのですが、
立ち上がり、方向性共有のかなり大事な段階なので、
ラフ画や参考画像を合わせて添付するのは必須です。

「グラフィック」デザイン、なので。

クライアントの方でも、言語だけでなく、
「こういうイメージを希望します」というデザイン事例を持ってきてくれたりします。
お客様でもやっていることを、デザイナー自身が手を抜くことはおかしいですよね。

めんどくさがると余計、めんどくさいことにならぁよ!
コツコツシコシコすりゃあ、ピュッピュと結果が出らぁよ!

 
 

丁寧に伝える。デザイン費について。三話目。

お客様に、デザインが構築されていく行程、その内容を丁寧に説明する。
すべての行程を含めて “デザイン” なのであります。という内容を二話目にしました。

プラスして大切なのが、
デザインを取り入れる、というシーンがどういうことか?
これを伝える。

デザインを生活や仕事の中に取り入れる、という行為は、
毎日を過ごすことになる家の購入や、一生の想い出となる結婚式当日までの準備…
…などに近いシーンであると、私個人は感じています。

家の購入の数千万、結婚式準備金の数百万。
これらに比べれば、デザイン費は安いかもしれません。
でも、それぐらい重要で、それぐらい楽しいこと。

なにより、生活を豊かにすること。

それらをしっかりと伝えていくことで、
双方に良い緊張感が生まれ、より良いデザインが構築されていく。
グルグルグル、まさに正のスパイラル!

また感じることが出てきたら、ツラツラと書いたりするかもです。

 
 

本日のアトオシとは
「ロゴマークを軸とした展開。」が特長のグラフィックデザイナー永井弘人による、「日常とデザインを拡げる雑文集。」日本タイポグラフィ協会正会員。年鑑ベストワーク賞受賞。著書「デザイナーになる。」(MdN)執筆・出版。
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